花咲舞が黙ってない (上川隆也さん)

kamikawatakaya03

上川隆也さんは、日本テレビ系列の毎週水曜夜10時枠にて放送されている連続ドラマ『花咲舞が黙ってない』に相馬健 役で出演しています。
一昨日は第2話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
東京第一銀行の相馬健(上川隆也さん)は、本部への異動を命じられたものの「臨店班」だった。臨店とは、問題を起こした支店へ行って指導して解決を図る仕事だ。実は相馬はかつては融資課のエースと呼ばれる存在だったが、当時の上司とぶつかり、以後出世コースから外れているのだ。そんな相馬のもとに、過去最も苦手な部下だった花咲舞(杏さん)がパートナーとして異動してくる。舞は支店でテラー(=窓口係)として働き、客からも同僚からも愛される人物だったが、曲がったことが嫌いで一度スイッチが入ると上司相手でも止まらない厄介な性格だ…。
ある日、青山支店による結婚相談所「グランマリッジ」への不当融資に対する抗議文が、東京第一銀行に送られてくる。それはグランマリッジの女性会員たちによるもので、半年間一人も相手を紹介してくれないという不満の矛先が、そんなグランマリッジに融資をしている銀行が悪いという理由で向けられたのだ。
そこで臨店班は、グランマリッジへの融資の経緯や融資に問題がなかったかどうかの調査を命じられる。青山支店を訪れた舞と相馬は、融資を担当した杉下祐一(田中圭さん)と共にグランマリッジに向かうが、会社はもぬけの殻だった。しかも詐欺容疑で刑事告訴されていて、社長の宗方英司(橋本禎之さん)が会員から集めた6億円を持って失踪してしまっていたことが判明する。
融資額5千万円が焦げ付く可能性が浮上し、焦った青山支店支店長・新田隼夫(飯田基祐さん)は、担当の杉下に責任を負わせようとする。しかし実は、新田支店長が無理やり融資を推し進め、「何かあったら責任は自分が取る」と言って杉下に担当させたのだ。それを知った舞は憤慨。さらに実際に杉下の責任にさせられることを知った舞は、納得がいかず動き出すのだった…。
相馬はかつて新田の部下でした。実は相馬が出世コースから外れたのは、上司の新田の責任を負わされてバッテンがついたからでした。その時に相馬は「手柄は上司のもの。ミスは部下のもの」という銀行の常識を思い知らされたようです。
しかし舞は引き下がりません。相馬にリベンジを持ち掛け、共に新田の悪行を暴きました。相馬が「あなたはこれまで何か問題があってもその責任を部下に押し付け、ご自身は生き延びて来られましたよね。でもこの責任だけは、誰にも押し付けられませんよ」と新田に言う場面が爽快でした。それに加え、舞は「“手柄は上司のもの。ミスは部下のもの”それが銀行の常識だとしたら、そんな常識なんて、クソくらえ!…です」と言いました。責任を負わされそうになった杉下もそれを見てさぞかし清々したことでしょう。
将来の頭取候補の一人と言われ、行内に“真藤派”を形成して着実に行内での地位を固めてきた真藤毅(生瀬勝久さん)。しかし第1話に引き続き、第2話でも舞と相馬の臨店班が、真藤派の支店長の不祥事を明らかにして行内から追い出しました。今後も真藤一派vs舞・相馬コンビの戦いが展開されるのでしょうか、楽しみです。また、苦しんでいる人を見過ごすことができず“諦めないで頑張る”舞と、それに巻き込まれ不満を漏らしながらも協力する相馬の絶妙なコンビの掛け合いも面白くて良いです。
原作は、テレビドラマ『半沢直樹』の原作者として知られる池井戸潤さんの小説『不祥事』と『銀行総務特命』です。

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