- 2014年6月19日
ルーズヴェルト・ゲーム (香川照之さん)
香川照之さんは、TBS系列の日曜劇場枠にて放送されている連続ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム(ROOSEVELT GAME)』に諸田清文 役で出演しています。
一昨日は第4話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
青島製作所の派遣社員・沖原和也(工藤阿須加さん)は、リストラで派遣契約打ち切りになりそうなところを総務部部長兼野球部部長の三上文夫(石丸幹二さん)の機転によって正社員として再雇用され、正式に野球部の一員となった。負けたら廃部という後がない状態の野球部は、沖原という絶対的なエースを得て、社会人野球のビッグタイトル・都市対抗野球の予選に生き残りをかけて臨む。
一方、ライバル会社のイツワ電器から仕掛けられた訴訟の風評被害により、倒産の危機に追い込まれた青島製作所。和解交渉も失敗して3カ月後の倒産が現実的なものとなり、社長の細川充(唐沢寿明さん)は専務の笹井小太郎(江口洋介さん)から民事再生に踏み切ることを提案された。そんな中、ジャパニクスの社長・諸田清文(香川照之さん)から呼び出しを受けた細川は、イツワ電器との経営合併を持ちかけられる。同席したイツワ電器の社長・坂東昌彦(立川談春さん)も、潰し合うよりも共存共栄できたらそれに越したことはないと乗り気だ。
対等合併を前提に話を持ちかけられた細川は、会社を救うためには合併かそれとも民事再生かという2つの選択肢を突きつけられた格好だ。そんな細川に追い討ちをかけるように、会社の経営危機の噂を聞きつけたメインバンク・白水銀行の磯部支店長(峰竜太さん)から厳しい追及を受ける。また、3カ月後には倒産するという噂が社内に流れ始め、屋台骨である優秀な中堅社員たちが次々と社を離れていくのだった…。
細川から合併話を聞き、特に反対しない会長・青島毅(山崎努さん)でしたが、自身の体験談を話して重要なアドバイスをくれました。それは、相手のことが嫌いで合併話を実現させなかったこと、この世に対等合併など無いこと、対等合併などと言って近づいてくる奴は信用できないことなどです。
秘書課社長秘書の仲本有紗(檀れいさん)のアドバイスのおかげもあり、細川はもう1つの“隠し玉”を成功させることができました。それは、デジタルカメラの世界シェア第2位を誇る東洋カメラの社長で、自身を青島の社長へと導いた恩人である尾藤辰五郎(坂東三津五郎さん)から融資と業務提携の約束を取り付けることです。
細川は、坂東の目的が青島の製品開発にかかわる特許を手に入れることであると見抜き、坂東と諸田にその証拠を突きつけ、合併を反故にしました。坂東は、特許さえ手に入れば、青島の“人”も“技術”もすべて切り捨てるつもりだったのです。
このままでは引き下がれない諸田は、30億の融資と人事統合のシナリオ見直しという好条件をエサにイツワ電器との合併を細川に持ちかけます。しかし細川は首を縦に振りません。その理由を諸田から問われた細川は、「あなたが嫌いだからだ」とバッサリ切り捨てました。
諸田はあくまでも青島の生産技術部門をそのまま手に入れることを坂東に指示していたようです。欲を出した坂東の勝手な動きのせいで合併が失敗に終わったのです。諸田がその責任を追及したところ、坂東はコストパフォーマンス、そして金の話を持ち出して自分だけに非があるわけではないと主張。それに対して諸田は「確かに世の中、金だ!しかしな、君が言う金の意味と私が言う金の意味は180度、いや540度違います!」と言い放ちました。こうして、今回の件から諸田は手を引きました。しかし、青島との合併を諦めきれない坂東は、専務の笹井と内密に接触。経営統合した暁には、細川ではなく笹井に社長をお願いしたいと言って協力を仰ぎました。
一方、過去の暴力沙汰の話を持ち出して沖原に野球を辞めるよう迫るイツワ電器野球部の如月一磨(鈴木伸之さん)。それに対して、沖原は謝罪しつつもあらためて宣戦布告しました。会社経営、野球部共にイツワ電器との対立が激化しそうな青島。今後の展開も楽しみです。