信長のシェフ2 最終回 (及川光博さん & 志田未来さん)

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テレビ朝日系列にて毎週木曜夜7時58分から放送されていた連続ドラマ『信長のシェフ(Season2)』は昨日、最終回(第8話)を迎えました。
及川光博さんは織田信長 役で、志田未来さんは夏 役で出演しました。
●あらすじと感想
将軍・足利義昭(正名僕蔵さん)を京から追放して室町幕府を倒した織田信長(及川光博さん)。彼の次の狙いは、浅井長政(河相我聞さん)でした。長政の妻・お市の方(星野真里さん)は信長の実の妹です。信長は、料理人・ケン(玉森裕太さん)を長政の居城・小谷城に潜入させ、長政の真意を確かめるよう命じます。明智光秀(稲垣吾郎さん)から「10日後に再び黄泉の祠が開き、平成に帰ることができる」と聞かされるケンですが、小谷城に向かう方を選択しました。
ケンは、夏(志田未来さん)と共に無事小谷城に潜入してお市と再会します。正式な使者ではないから長政の前に出ることはできないと言うケンは、お市を通じて長政に料理を出します。それは信長の心を伝える料理でした。その心とは“変化”すなわち心を入れ替え信長に降伏することです。それが浅井家が唯一生き延びる道でした。正式な使いでないことが信長のせめてもの温情で、長政が織田に屈したのではなく、自ら道を選んだのだと家臣に示せるようにしたようです。しかしそれを知った上でも長政は、武士として浅井家当主として織田に屈することはできぬと拒否。お市もまた、どこまでも長政と共に参るとして意思を変えませんでした。
信長は100年続いた名門の戦国大名・朝倉家をわずか8日で殲滅。これで浅井家は孤立無援となりました。信長が小谷城の攻撃を命じ、秀吉(ゴリさん)は夜半に清水谷の斜面から京極丸を攻め落とすことにします。秀吉の助言でその隙にケンは忍びの楓(芦名星さん)と共に一足先に本丸に向かい、再びお市たちの説得に当たります。ケンはまずお市を説得して、茶々・初・江ら娘を逃がすことに成功し、さらに長政に鶴の料理を振る舞って「丹頂鶴は夫婦の絆がとても強く深い」ことを引き合いに出し、長政に自らお市を引き渡す決断を下すように仕向けました。すべてを悟った上でお市は長政の命に従って小谷城を後にしました。
織田勢のもとにお市が姿を現しますが、ケンは一緒ではありませんでした。夏の心配をよそに、信長は本丸に火を放つよう指示しました。一方、ケンは長政に自分が未来人であることを明かし、浅井の血を引く茶々・初・江が260年と続く戦のない平和な江戸時代の礎を築くと説明。それを聞いてすっきりした様子の長政は自害する覚悟を決め、ケンに礼を言ってその場から立ち去りました。ケンは後から現れた信長に助けられながら炎に包まれた本丸を脱出しました。ケンのもとに駆け寄って抱きついた夏は「何やってんだよ!遅いんだよ、バカ!俺はケンとずっと一緒にいたいんだ!」と目に涙を浮かべながら言い、ケンは改めて夏を抱き寄せました。
後日、織田家の屋敷には、お市と3人の娘の姿がありました。濃姫(斉藤由貴さん)は、お市に「生きてさえいれば、またあの子らと共に美味なる料理を食することができるというもの。ケンの料理、食した事がありますか?」と話しかけます。さらに濃姫はケンの料理を「不思議と生きる気力の湧く料理」と言い、お市もそれに同意しました。ケンのことをずっと不審がっていた濃姫ですが、ついに「ケンは殿をよき定めに導く者なのかもしれぬ」と言いました。
光秀の「10日後に再び黄泉の祠が開く」という話は嘘でした。開くのはまだはるか先とのことです。そのことをケンに明かした光秀は、試すために言ったのだと説明し、「おぬしはわしにとって本当に邪魔な男となったわけじゃ」と言って銃を撃つふりをしました。それから「次におぬしに会うのは、この本能寺になりそうだな。楽しみじゃ」と意味深なことを言って立ち去りました。
信長と対面したケンは、「天下取りまであと一歩。つまらぬことに目をくれるな。おぬしはわしの料理人。わしが天下を取るためにはおぬしが必要なのじゃ。ついて参れ!」と言われ、「はい」と答えました。
ケンが調理場で包丁を手にし、「いざ参らん!戦国のキュイジーヌ!」と言ったところで物語は幕を閉じました。続編はあるのでしょうか。その時は、個人的な希望としては、第1シリーズの時のように深夜の時間帯にやってほしいものです。