- 2011年10月13日
忽那汐里さんは、日本テレビ系列にて毎週水曜夜10時から放送されている水曜ドラマ『家政婦のミタ』に阿須田結 役で出演しています。
一昨日は第3話が放送されました。
●あらすじと感想
阿須田結(忽那汐里さん)は、母・凪子の死の真相を知りショックを受ける。それは、父・恵一(長谷川博己さん)が会社の部下・風間美枝(野波麻帆さん)と不倫して凪子に離婚を切り出し、それが原因で凪子は「あなたに捨てられるなら、私は死にます」という遺書を残して自殺したのだ。
精神的に不安定になった結は、家政婦の三田灯(松嶋菜々子さん)に「父の不倫を会社にばらして」と頼む。三田はその任務を着実に遂行し、会社は大騒ぎ。「愛する家族を守るまち作り」を掲げたプロジェクトを任されていた恵一はそのプロジェクトから外された。
結は母の死の真相をついに弟たちにも明かした。憤る翔(中川大志さん)に責められた恵一は、挙句の果てには自分は父親の資格がないこと、凪子のことを本当に愛していたかどうかも自信がないことを告げる。結は弟たちに呼びかけ、みんなで家を出て行くのだった…。
結たちに意見を問われた三田が言い放った「私には、人様の人生にどうこう言う資格はございません」、「それは、あなたたちが決めることです」、「無理です。私はあなたの家族ではありませんから」といったセリフが印象的でした。三田はどうやら家族絡みで過去に何らかの負い目があるようです。
子どもたちのうち次女・阿須田希衣(本田望結さん)以外は皆、恵一に失望してしまったようです。やってしまった行為もさることながら、あの態度では当然でしょう。本当にどうしようもない父親です。せめて、子どもたちは凪子の連れ子だったという設定でしたら、まだ恵一に同情の余地もあったのですが…。家政婦の三田に恵一が心情を吐露する場面も見苦しくて仕方ありませんでした。「本当は結婚なんてしたくなかったけど、結ができて、凪子に堕ろせって言うなら死ぬとか言って脅されて仕方なく結婚したこと」や「父親になれる自信がなくて、子どもが産まれたら変わるのかなと思ったけどダメだったこと」などを泣きながら三田に話す恵一でしたが、三田は「時間ですので、失礼します」と言いました。それに対して恵一は一丁前に怒って「あなたには心ってものがないんですか?」と問いかけますが、三田は「ありません。そんなもの、どこかへなくしました」と答えました。これは、家政婦紹介所所長・晴海明美(白川由美さん)の「(三田は)笑わないんじゃなくて、笑えないんです。笑ってはいけないって自分で決めてるんですよ」という言葉にも通じることなのでしょう。
なにはともあれ、とうとう崩壊してしまったとも言える阿須田家。今後の展開も気になります。