- 2018年6月14日
北村一輝さんは、TBS系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』に三ヶ島翔 役で出演しています。
一昨日は第9話が放送されました。
●あらすじと感想
関東貴船組の若頭で二次団体・水千組の組長である水田千一(金すんらさん)が組丸ごとの足抜けを希望して“足抜けコール”へ連絡してきました。水田は、貴船組の組長・橘勲(遠藤憲一さん)が組の疑似親子関係よりも血縁の絆を優先しているように感じられて失望したのです。
しかし、他の二次団体の怒りを買って大乱闘に発展。名目上カタギとなる離脱希望者に暴力を振るわせまいと、永光麦秋(大島優子さん)が応戦して制圧。そんな中、浅間組組長の入山黄明(中野英雄さん)が水田に向けて発砲し、そこへ駆けつけた橘が水田を庇って撃たれてしまいました。橘は苦しみながらも、麦秋も自分の実子ではないことを告白し、自分にとっては血の繋がりは重要ではないと説明しました。
混乱した麦秋は、実家で母・由美子(名取裕子さん)から事情を聞きます。麦秋の本当の父親は、横領と銀行内暴行事件を起こして逮捕された銀行員・丸橋(平岡祐太さん)でした。逮捕後、丸橋は、横領をしたのは由美子のためだから共犯者だと由美子を罵りました。幸い未入籍でしたが妊娠が判明し、由美子は自殺を図ろうとします。そこへ通りかかった橘が止めに入って由美子を救ったのです。それから橘は麦秋が2歳になる頃まで実の家族のように一緒に暮らしましたが、貴船組幹部に抜擢されて本妻の元に戻りました。橘は麦秋にとって敵ではなくてむしろ命の恩人だったのです。由美子がそのことを麦秋にも警察にも隠していたのは、結婚した正(久松信美さん)との「麦秋に、実の父親である元銀行員のことは話さない」という約束と、警察官になる麦秋の将来を潰さないためでした。
橘とヤクザを恨んでいた3年間が無駄だったと話す麦秋に対し、三ヶ島翔(北村一輝さん)は、麦秋のおかげで救われた人もいたと慰め、今度は麦秋が憎しみの呪縛から足抜けする番だと言いました。そして麦秋の足抜けは自分が引き受けると告げました。
麦秋から橘のオペを依頼された医師の有留章子(山口紗弥加さん)は、橘を逮捕して苦しめることを条件に引き受けました。
デイトレードと警察の情報に詳しい水千組の客分であり、ファンドマネージャーとして資金を稼いでいたのは、暴力団追放運動推進都民センターの佐野直道(勝地涼さん)でした。彼は、過去に大きな失敗をしたと麦秋に話し、「その時私は自分にとって最も大切なものを失いました。だから今、懸命にそれを取り戻そうとしております。例えバクちゃんにすがっても…」と、意味深なことを言っていました。次回最終話、どのような結末を迎えるのか気になります。