X-MEN: アポカリプス (ジェームズ・マカヴォイ)

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映画『X-MEN:アポカリプス』(X-Men: Apocalypse)は、『X-MEN: フューチャー&パスト』の続編で、引き続きブライアン・シンガーが監督を務めています。
ジェームズ・マカヴォイは、プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
紀元前3600年。エジプトのピラミッドで、“アポカリプス”ことエン・サバー・ヌール(オスカー・アイザック)は、治癒能力のあるミュータントの肉体へ自分の魂を移す儀式を行っていた。アポカリプスは歴史上で最初のミュータントで、肉体を乗りかえることで肉体の主のミュータントの能力を吸収して自分のものとし、それを幾度となく行うことでどんどん強くなっていた。彼は、世界を永遠に支配することを目論んでいた。
ところがその儀式の最中に反乱が起こる。裏切者が現れてピラミッドを破壊し、アポカリプスを亡き者にしようと謀ったのだ。アポカリプスは側近のミュータントの捨て身の護衛のおかげで死は逃れたものの、ピラミッドの瓦礫の下で封印されるがごとく永い眠りにつくはめになった。
時は流れ1983年。プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)が設立した“恵まれし子らの学園”エグゼビア・スクールに、ハボックことアレックス・サマーズ(ルーカス・ティル)が弟のスコット(タイ・シェリダン)を連れて来る。スコットは目から破壊光線が出るようになってしまい、制御できずに困っていた。
エジプトのカイロでは、CIA捜査官のモイラ・マクタガート(ローズ・バーン)が、ある調査のために遺跡に忍び込んでいた。そんな中、アポカリプスが永い眠りから目を覚まし、エネルギー波を放出する。
同じ頃、エグゼビア・スクールで寝ていたジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)は、大勢の人が亡くなるという世界の終わりを夢で予見してひどくうなされる。チャールズはジーンをなだめつつもその悪夢を覗いて驚く。それから謎のエネルギー波の存在を知って、建物内にある巨大ドーム型の「セレブロ」によってテレパシーを極限状態に高めて何があったのかを調査。モイラが何か知っていることを突き止める。そしてモイラからアポカリプスの情報を入手する。
アポカリプスは、道を踏み外した人間たちによる世界を滅ぼして再構築するとして動き出す。そしていわゆる“黙示録の四騎士”を従える。メンバーは、ストームことオロロ・マンロー(アレクサンドラ・シップ)、サイロック(オリヴィア・マン)、エンジェル(ベン・ハーディ)、そしてマグニートーことエリック・レーンシャー(マイケル・ファスベンダー)だ。
マグニートーがポーランドに出没したというニュースが報道され、実は彼と関係性が深いクイックシルバーことピーター・マキシモフ(エヴァン・ピーターズ)は、気になって動き出す。
一方、ミスティークことレイヴン・ダークホルム(ジェニファー・ローレンス)は、東ベルリンの地下闘技場からナイトクローラーことカート・ワグナー(コディ・スミット=マクフィー)を救い出し、エグゼビア・スクールに連れて来る。それからチャールズにマグニートーを捜すよう依頼するのだった…。

マグニートーは、ミュータントであることを隠して妻子とともに普通の生活を送っていましたが、ある出来事ですべてを失ってしまい、再び人間や自らの運命を恨みます。その憎しみ・怒りにつけ込まれ、アポカリプスに利用されることとなりました。その過程がなんとも不憫でした。その呪縛を解いたのは、マグニートーのことを仲間として思いやるミスティーク、そしてチャールズの言葉でした。それは回想シーンとして出てきたチャールズの、マグニートーは怒りや苦しみの中に善意も持っているといった言葉で印象的でした。
シリーズファンとして嬉しかったのは、やはりウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)の登場です。ウエポンX計画で捕まっている時の姿で現れ、短い時間ながら軍人を次々と倒してカッコよかったです。そしてジーンとの運命とも言える出会いも果たしていて色々と感慨深かったです。ジーンとサイクロップスことスコットとのスクールでの出会いも印象的でした。ウルヴァリン、ジーン、サイクロップスが顔を合わせるシーンでは、早くも三角関係を予感させました。前作に引き続きウィリアム・ストライカー(ジョシュ・ヘルマン)も登場しました。ウエポンX計画の最中なので、映画『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』の中の一部の出来事のいわばパラレルワールドを垣間見た感じで興味深かったです。
ミュータントのそれぞれの能力、キャラクターも個性的でよかったです。クイックシルバーが大爆発から学園の生徒たちを超スピードの能力で救うシーン、ナイトクローラーが仲間たちを救うために全力を振り絞ってテレポートの能力を使うシーンが印象的でした。最終対決においてエンジェル vs ナイトクローラー、サイロック vs ビースト、ストーム vs サイクロップスも面白かったですし、アポカリプスに対して捨て身で立ち向かうクイックシルバー、ミスティークたちの戦いのシーン、そしてアポカリプスとチャールズのマインド対決、それにジーンが参戦するシーンなども興奮しました。
X-MEN: ファースト・ジェネレーション』においてCIAのエージェントとしてミュータントたちと接触したモイラの再登場にも驚きました。チャールズとは恋人関係にまでなったモイラでしたが、キューバの件の後にチャールズが自分たちミュータントに関する一切の記憶をモイラの頭から消しました。モイラが反ミュータント派に攻撃されるのを危惧してのことです。にもかかわらず本作でモイラは再びチャールズたちと関わることになり、死と隣り合わせの状況で苦楽を共にします。最終的にチャールズはそんなモイラに記憶を消したことを謝罪して元に戻しました。キューバでのエピソードも思い出されてなんだか感動的でした。そしてラストでチャールズは「私は希望を捨てない」とマグニートーに宣言。これから本格的に始まるX-MENの活動が想起されて胸が躍りました。
マーベル・コミックの人気キャラクターたちの生みの親として知られるスタン・リーは、本作では一般の老夫婦の夫としてカメオ出演。しかも一緒に登場した妻役の人は本物の奥さんとのことです。
エンドロール後の映像には、ウルヴァリンたちが脱出した軍の施設が映し出されました。ウルヴァリンのものとみられる血液が極秘裏に回収され、そのスーツケースには“エセックス社”との文字がありました。どうやら2017年公開予定のウルヴァリン第3弾の映画につながる布石のようです。少々気の早い話ですが、今から楽しみです。

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