- 2016年12月20日
土屋太鳳さんは、TBS系列の毎週日曜夜9時枠にて放送されている日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』に和藤奏子 役で出演しています。
先日は第8話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
ある日のこと、深夜であるにもかかわらず、和藤奏子(土屋太鳳さん)のもとに捜査一課長・豊臣英吉(佐伯新さん)から連絡が入る。なんと奏子のパソコンが何者かにハッキングされ、奏子が書き留めていた法門寺沙羅駆(織田裕二さん)に関する調査報告書が流出しているという。
翌日、マリア・T(中谷美紀さん)が裏で操っていた一連の殺人事件を沙羅駆が解決していたことがマスコミに取り上げられ、沙羅駆の存在が一躍世間に知れ渡ってしまう。当の沙羅駆は部屋にこもっていた。マリア・Tが警察に捕まってからは、こもる時間が増えたようだ。
そんな矢先、都内のとある一軒家で爆発が起こる。爆発跡からその家の住人でジャーナリストの九鬼隆平(小島康志さん)が刺殺体で発見された。凶器のナイフと室内から沙羅駆の指紋が出てきて、周辺の複数の防犯カメラに沙羅駆と思われる姿が映っており、目撃証言も多数あがる。そこで沙羅駆が殺人容疑で警察に連行されてしまう。
奏子が沙羅駆の面会に行くと、「私が犯人であろうとなかろうと、君の出る幕はない」と言われてしまう。馬鹿にされた奏子は、沙羅駆に「絶対! 真実にたどり着きますから」と宣言する。しかし奏子は、現場には入れてもらえず、捜査本部からは追い出されてしまい、情報が得られずに途方に暮れるのだった…。
今回は、沙羅駆の「考えろ。頭を使え。事実を真実にするには推理が必要だ。推し量ること。すなわち推理こそが真実にたどり着く唯一の道だ。なぜ君たちは皆、見るだけで観察しない。見るのと観察するのとでは大違いだというのに」というアドバイスをもとに、奏子が奮闘しました。
捜査本部では捜査を指揮する警視庁捜査一課管理官・牛田寛人(稲垣吾郎さん)が、沙羅駆に対して九鬼殺しの容疑者としてだけではなく、これまでのマリア・Tが黒幕だった一連の殺人事件の真の首謀者ではないかという疑惑を向けました。
一方、賢正(ディーン・フジオカさん)は、自分なりのやり方で沙羅駆を救う手立てを尽くしていましたが、奏子の沙羅駆を信頼する思いを知って、一緒に調べていくことにしました。
また、警視庁捜査一課の刑事・今市種子(真飛聖さん)と山田次郎(宮尾俊太郎さん)は、マリア・Tの金の流れと沙羅駆に不審なつながりはないか、マリア・Tの復元したメールの送信履歴に改ざんの跡はないかを徹底的に調べることにします。それが分かれば沙羅駆への牛田管理官の疑念の一端を晴らせると考えたからです。2人も沙羅駆はとんでもない奴だが悪人ではないと、ある意味信頼を寄せているのです。
森本朋美(=マリア・T)のアシスタントをしていた東都医科大学医学部・法医解剖室所属の足利尊氏(矢野聖人さん)も、沙羅駆の無実の証明になるならと、奏子に科捜研の友人を紹介して協力してくれました。
結局、一番の決め手となったのは沙羅駆の推理でしたが、奏子の活躍により沙羅駆の殺人事件の容疑は晴れました。沙羅駆は、必要のないものを脳に入れるのは合理的ではないとして、今まで護衛係で名前を呼んだ人はいませんでしたが、釈放後に奏子に対して分かりづらい謝辞を述べて、フルネームで呼びました。奏子はやっと護衛係として正式に認められたようです。
今回の殺人事件の犯人にも“13”(=マリア・T)からのメールがありました。マリア・Tは警察に捕まっているので、協力者がいるということでしょうか。しかも服毒自殺をはかったようです。今後の展開も気になります。