- 2014年7月9日
城田優さんは、フジテレビ系列の火曜22時枠にて放送されている連続ドラマ『GTO』に弾間龍二 役で出演しています。
昨日は第10話が放送されました。
●あらすじと感想
新校長・大門美鈴(西田尚美さん)は、理事長・桜井良子(黒木瞳さん)の元教え子だった。大門は、桜井理事長がかつて推進していた“絶対的管理教育”に影響され、家族すら犠牲にして理想を追い、今や学校再建のエキスパートと呼ばれるまでになっていた。実は菊地善人(高田翔さん)は大門の息子で、家族がバラバラになったのは桜井理事長のせいだと思っていて、桜井理事長から学苑を取り上げることで復讐しようとしていた。そんな菊地は、母である大門に鬼塚英吉(AKIRAさん)の排除をアドバイスする。
大門は、鬼塚が働いている弾間龍二(城田優さん)のカフェに訪れ、鬼塚に「学苑に近づけば2年4組の生徒たちを全員退学処分にします」と圧力をかける。そして、学苑改革の手始めに、教師と生徒を結ぶネットワークの構築を名目にタブレットを導入し、教師の給与を業務成績に応じて変動する点数制にした。教師たちは給料を上げるために必死になり、生徒たちもタブレットに夢中になる。その裏で大門は、新たに設置した監視カメラとタブレットからの情報により、学苑のすべてを管理下に置くのだった…。
管理教育を推し進めていた桜井理事長は、1年前、水樹ななこが自殺した事件により、生徒を死に追いやってしまう教育とは何なのかと思い悩み、鬼塚と出会ったおかげで、本物の教育とは何かということが見え始めました。だからこそ大門のやり方に反対し、行き過ぎた管理教育は教師の心すら殺してしまうし、査定のためには善悪の判断さえ邪魔になるということを訴えました。しかし、大門はそれを綺麗事とし、学力低下・競争意欲の欠如・身勝手な自己主張・将来への悲観・格差拡大を“ゆとり教育”の弊害として挙げ、心のゆとりにどっぷり浸かった生徒たちを叩き直し、もう一度この学苑を一流校にして、ビジネスとして成立することを証明してみせると宣言し、聞き入れようとしません。
一時は大門の圧力に屈し、生徒に迷惑がかからないよう距離を置こうとする鬼塚でしたが、弾間の「おめえのダチが今ピンチなんだぞ。今立ち上がんねえでどうするんだよ!!」という言葉で目を覚まします。教師としてではなく一人のダチとして立ち上がった鬼塚は、作戦通りにはいかなかったものの、今回も見事2年4組の生徒たちを救いました。
鬼塚を簡単には排除できないと悟った大門は、鬼塚を近くに置いて管理して潰す目的で学苑への復帰を認めました。そして、生徒側からの監視を強化するために、渋谷翔(野村周平さん)を連れてきました。渋谷は大門のことを「母さん」と呼びます。なにやらこちらも訳ありのようです。
大門にジャーマン・スープレックスを決めるべく、2年4組の担任として復帰した鬼塚ですが、脳動脈瘤が見つかりました。鬼塚は、医師から「このまま放置し続けると、命の保証はできません。早期の治療をおすすめします」と言われますが、生徒たちのことが心配なせいか、弾間にも病状を明かさず平静を装います。
次回はついに最終回です。いわば頭に爆弾を抱えてしまった鬼塚と、管理教育に取り憑かれている大門の対決の行方等が気になります。