dele 最終回 (山田孝之さん)

yamadatakayuki04
山田孝之さんは、テレビ朝日系列の毎週金曜深夜の「金曜ナイトドラマ」枠にて放送されていた連続ドラマ『dele(ディーリー)』に坂上圭司 役で出演しました。
先週は最終回(第8話)が放送されました。
●導入部のあらすじと感想(ネタバレ注意)
真柴祐太郎(菅田将暉さん)は、父・和人(長谷川公彦さん)、母・美紗子(クノ真季子さん)とともに妹・鈴(田畑志真さん)の墓参りをする。
祐太郎が「dele. LIFE」の事務所に戻ってきた直後、坂上圭司(山田孝之さん)の端末に信号が送られてくる。依頼人は辰巳仁志(大塚明夫さん)で、24時間パソコンが操作されなかった時、データを削除するよう設定されてあった。その依頼人の名前を聞いた祐太郎は、なぜか声を荒げて再度その名前を確認する。その矢先、別の信号が送られてくる。それは、何者かが「dele. LIFE」のシステムにクラッキングを仕掛けているという知らせだった。圭司が調べたところ、どうやら辰巳のデータを捜しているようだ。圭司はわざとクラックさせてウィルスを仕込んで持ち帰らせることによって、相手の素性を探ることにする。
祐太郎が辰巳の死亡確認をするために家に向かった後、圭司は辰巳について調べる。辰巳は祐太郎の妹・鈴の死をめぐり、病院側の弁護を担当していた人物だった。当時、鈴の死には不審な点があったが、病院側の主張が通り、しかもネットで「娘の死を国の責任にして、遺族は国に賠償金を請求しようとしている」というフェイクニュースが拡散されたことにより、祐太郎ら遺族は過剰なバッシングを受けることとなった。そんな過去を知った圭司は、祐太郎に促されるまま、辰巳が遺した音声データを再生する。それは、辰巳と大物政治家・仲村毅(麿赤兒さん)との会話で、新薬により1つの家族が犠牲になったが、仲村の指示、辰巳の指揮によってその証拠を隠ぺいしたことを示すものだった。その会話を裏付ける機密書類のデータもあって、鈴に投与されていたのは、当時問題となった新薬であったことが記録されていた。
圭司が仕掛けたウィルスによって、辰巳のデータを捜していた業者も判明。黒幕は仲村とみられる。祐太郎はそのことを証言させるために会社に乗り込む。一方、圭司のもとには、宅配業者を装って、辰巳のデータを狙う男たちが襲撃してくるのだった…。

最終話である今回は、祐太郎と圭司の過去が明らかになりました。2人はまさに出会うべくして出会ったという展開となって驚きました。
圭司の亡き父親は弁護士で、辰巳と同じで仲村の仕事を請け負っていました。圭司の父親は主に企業法務、辰巳は主に医療法務を担当していたようです。仲村に命令されて、圭司の父親は贈収賄のような真っ黒な案件をグレーに見せる仕事をしていたのです。
9年前、病院の治験で亡くなった鈴の死因は、仲村の指示で辰巳の指揮のもと治験データが改ざんされて病気に偽装されました。今回、祐太郎と圭司の働きにより、そのことが白日のもとにさらされました。また圭司は父親が保有していたデータを流出させることにより、仲村の贈収賄も明らかにしました。圭司は長い間目を背けていた、父親の本当の姿とようやく向き合うことができたのです。
贈収賄を手助けしていたという、父親の黒歴史が明るみに出たことにより、舞(麻生久美子さん)が所長を務める「坂上法律事務所」は依頼者が激減。圭司の「dele.LIFE」も客の大半から契約を打ち切られました。姉弟揃って瀕死の重傷というわけです。でも圭司は暇つぶしとして、死んだ時にデータを指定した人に届けるというアプリを作っていて前向きです。会社を辞めたかと思われた祐太郎でしたが、普通に出社してきました。しかも一緒に会社を立て直す気満々で、舞も圭司も思わず笑顔になります。そんな中、圭司の端末に信号が届き、いつものように祐太郎が死亡確認を取ろうとするところで物語の幕は閉じました。
祐太郎の「記録は消せても記憶は消せない」という言葉や、圭司の「記録は消さなきゃ消えないが、記憶は放っておけば薄れる」という言葉が印象的でした。それぞれ覚悟を決め、心の奥底に抱え込んできた過去に決着をつけた祐太郎と圭司。そんな2人の今後の活動も見てみたいと思いました。続編希望です。