特上カバチ!! 最終回 (堀北真希さん)

horikitamaki06

堀北真希さんは、TBS系列にて毎週日曜夜9時から放送されていた日曜劇場『特上カバチ!!』に住吉美寿々 役で出演しました。
一昨日は第10話(最終回)が放送されました。
●あらすじと感想
最終回は、多重債務にあえぐ居酒屋の店主・水野健司(中村靖日さん)の依頼を受けた田村勝弘(櫻井翔さん)と、田村の父親・鷲塚勝一郎(竜雷太さん)との対決がメインでした。
田村は、鷲塚と彼の一番弟子的存在で今回の事件の当事者である弁護士・犬神誠一(坂口憲二さん)の懲戒請求をして、さらに、弁護士・検備沢京子(浅野ゆう子さん)の協力を得て、非弁提携禁止違反で地検に刑事告発しました。鷲塚は検事時代に活躍したことから今も現役検事たちに強い影響力がある敏腕弁護士で、大野行政書士事務所が潰されてしまう事にもなりかねない事態となりました。
田村が父親・鷲塚を憎むのは、法律家として許せないからでした。鷲塚が検事時代に出世できたのは、優秀だったからではなく、田村の母親が広島で地位のある検事の娘だったからで、その義父を散々利用しておきながら、引退した途端見向きもしなくなった鷲塚は、今度はある政治家に媚びて、その政治家の希望通り検事を辞めて弁護士になって、しかも田村と母親を捨ててその政治家の娘と再婚したのです。法律を権力だと履き違え、挙句、金儲けの道具にしている鷲塚の生き様が一番許せないのだという田村。それに対し、所長・大野勇(中村雅俊さん)は、多少の犠牲を出してもその正義を貫き悪を討つのか、目の前のたった一人の人間を救い自分の正義を曲げるのか、自分にとっての理想の法律家とは何かを自分自身で決めるよう田村に忠告しました。
依頼者の水野は、妻の手術代のために示談を希望。田村は悩んだ末に、示談をまとめることにし、方針は鷲塚の出方次第と大野に報告しました。当初、田村とは何かと衝突していた住吉美寿々(堀北真希さん)も、大野行政事務所に入り田村とコンビを組んで案件を担当するうちに、田村の良き理解者となり、今回の案件も田村の方針に従うと快く協力。検備沢は、弁護士として正義を曲げるわけにはいかないと、権力をちらつかせる鷲塚の申し出を突っぱね、犬神の新たなる不正の証拠をつかんで地検に告発。大野行政書士事務所の所長・大野と栄田千春(高橋克実さん)、重森寛治(遠藤憲一さん)も、刺し違える覚悟はあると鷲塚に宣言。鷲塚は観念して、払戻金を支払い、名ばかりの多重債務者救済センターを解散すること、犬神弁護士を懲戒すること、法律家として部下の責任を取ることの条件をのんで示談に応じました。
田村と美寿々は、検備沢に自分の法律事務所で働きながら弁護士の資格を取ることを勧められますが、田村は、目の前で困っている人に寄り添って一緒に泣いたり笑ったりするのが自分にとって理想の法律家であるとして断り、田村のことが気になる美寿々も、表向きは大野行政事務所にいたいとの理由で断りました。断った理由を美寿々に問いただす田村は、美寿々に告白をして不意打ちのキスをしました。田村のくせに生意気と、田村に蹴りとカバンをぶつける美寿々ですが、満更でもない表情をしていました。
法律の豆知識が得られる面白い番組でした。