華麗なるスパイ 最終回 (長瀬智也さん)

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TOKIOの長瀬智也さんは、日本テレビ系列にて毎週土曜夜9時から放送されていた連続ドラマ『華麗なるスパイ』に鎧井京介 役で出演しました。
一昨日は第10話(最終回)が放送されました。
●あらすじと感想
ミスター匠(柄本明さん)のスパイはいたるところにいた。吉澤総理(渡哲也さん)の秘書、そして、秘密諜報部にもいた。ドロシー(深田恭子さん)もその1人で、吉澤総理を撃った。
男だと疑われていたドロシーには、一卵性双生児の弟がいた。7年前、ラグビーの試合で頭にケガを負った弟は、病院をたらい回しにされて亡くなった。当時厚生労働大臣だった吉澤は、救急病院を廃止して統合する政策を進めた。そのせいで弟が亡くなったのだから吉澤に復讐するべきと、ミスター匠がドロシーをそそのかしたのだ。
一命を取り留めた吉澤総理を、今度は裏切り者の秘書が襲い掛かる。その危機を救った鎧井京介(長瀬智也さん)は、吉澤総理に、京介が自分の息子であること、母親に会って許してあげなさいということ、人と人との信頼は相手を許すことから始まることを告げられる。
人を許すことは自分を許すことかもしれないし、許せば何か一歩前に進めるような気がすると、京介はドロシーに吉澤総理を許すよう説得。人を憎んで生きていくのは間違っていると気がついたドロシーは、バディである京介と行動を共にする。諜報部に自分たちの居場所がないと思い、ミスター匠側についた来栖健一(世界のナベアツさん)、オサム(藤原一裕さん)、エリス(友近さん)も、京介の説得で諜報部での自分たちの存在意義を見いだし仲間に戻った。
吉澤総理を直接襲いに来たミスター匠に、京介が立ち向かう。『西部警察』の団長のような霧山誠一(寺島進さん)の射撃による援護のおかげで、ミスター匠を生きたまま確保。ミスター匠のテロの動機は、同級生であった吉澤総理が羨ましかったからという幼稚なものだった。
すでにミスター匠の手によって、気温を上昇させるミサイルが発射されて、灼熱地獄になっている東京。オサムのコンピューターによって導き出された、気温を下げる最も効果的な方法は“打ち水”だった。テレビ中継で吉澤総理が国民に“打ち水”を訴えかけ、武器や秘密兵器ではなく、みんなの力でテロを解決することができた。上昇していた気温が元に戻ったのだ。
クリアしたミッションの数ではなく、人の心を救ってきたことが大事だったということで、京介は晴れて自由の身になることが決定。日本を狙う新しいテロリストが出現したらしく、諜報部は再び動き出した。来栖と共にライブ会場に潜入工作に向かおうとするドロシーに、京介が「相手が違うんじゃないか?」と話しかける。自由の身になった京介だが、諜報部は続けるようだ。諜報部のみんなからも笑顔がこぼれる。ミッションを開始する京介とドロシーの胸元には、お揃いのペンダントがあった。京介が母親と父・吉澤総理からもらったものであろう。
京介は母親に会いに行く。父親が自分を過去から救い出してくれたと話す京介は、母親の肩に優しく手を置くのだった…。
個人的にはコメディとシリアスのバランスに馴染めず、イマイチのめり込むことができなかったのですが、最終回において話がうまくまとまるところは見事だと思いました。ドロシーに魅力を感じていたので、ドロシーが女で良かったです。

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