地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子 (和田正人さん)

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和田正人さんは、日本テレビ系列の毎週水曜夜10時枠にて放送されている連続ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』に米岡光男 役で出演しています。
一昨日は第7話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
米岡光男(和田正人さん)は、仕事中にため息ばかりつく。原因は校閲中の小説『回道刑事の事件簿』にあった。主人公の回道刑事が実在する列車や時刻表を使って謎を解く話だが、作者は中日本鉄道の時刻表が最近新しくなったことを知らずに書いたようだ。新しい時刻表だとトリックが成立しなくなってしまい、かと言って時代設定を時刻表が変わる前へ設定するとなると、他の部分もたくさん変更する必要がある。光岡はそんなリスクの多い指摘をするべきか否か悩んでいたのだ。それを知った河野悦子(石原さとみさん)は、リスクはあるかもしれないが指摘出しをすれば何か解決策が出てくるかもしれないとアドバイスする。そんな悦子は、校閲でタイトル自体にダメ出しをしたことで、貝塚八郎(青木崇高さん)から叱られる。
そんなある日、大御所ミステリー作家の本郷大作(鹿賀丈史さん)が景凡社を訪れる。雑誌に掲載するエッセイの校閲を、以前担当してもらった悦子に任せるためだ。その後、悦子と貝塚が本郷を見送っていると、折原幸人(菅田将暉さん)と出くわす。貝塚があたふたする中、悦子が本郷に幸人のことを紹介する。しかし、幸人も動揺を見せるのだった…。
実は、幸人は本郷の息子でした。悦子は、本郷のエッセイの中のエピソードと幸人の話を照らし合わせて気が付きました。幸人は親子であることを知っていましたが、本郷は知りませんでした。悦子は貝塚から2人の間には深い闇があり、幸人の前では本郷の話はタブーだと聞かされます。でもそれは貝塚の勘違いでした。確かに幸人が覆面作家になったのは、本郷の息子であるということを隠すためでしたが、それは決して本郷を嫌っているからではありませんでした。自分みたいな半人前の作家が本郷の息子であると世間に知られると、本郷の名前を傷つけてしまうのではないかと恐れてのことでした。
一方、光岡は散々悩みましたが、ダイヤ改正の指摘出しをすることにしました。悦子のアドバイスのおかげでそう決断したのです。その結果、作者から感謝されて次の作品の校閲もお願いしたいと言われるまでになりました。まさに校閲部部長・茸原渚音(岸谷五朗さん)が言うように「確かにリスクのある指摘出しをするのは勇気がいることです。けれどリスクを恐れてその指摘を引っ込めてしまうのは、作品のためにはなりません」ということだったのです。また、そのことは悦子の背中を押しました。人のためにしたアドバイスが、結果的に自分のためにもなったのです。悦子は、幸人に嫌われるリスクを承知の上で、勇気を出して本郷のエッセイの内容の事実確認を幸人に対して行いました。そのおかげで事実確認だけでなく、本郷と幸人の親子としての20年ぶりの再会も実現し、わだかまりも解消されました。
幸人は森尾登代子(本田翼さん)との同居生活をやめました。貝塚は、悦子が提案した仕事をきっかけに森尾と食事に行く約束を取り付けました。今後の展開も楽しみです。