ハロー張りネズミ 最終回 (山口智子さん)

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山口智子さんは、TBS系列の毎週金曜夜10時枠にて放送されていた金曜ドラマ『ハロー張りネズミ』に風かほる 役で出演しました。
一昨日は最終回(第10話)が放送されました。
●導入部のあらすじと感想(ネタバレ注意)
「あかつか探偵事務所」は、家賃5カ月分滞納により、ビルオーナーであるスナック「輝」マスター(中岡創一さん)の弁護士から明渡通知書を突き付けられる。
一方、お金を工面できそうにないと考えた所長の風かほる(山口智子さん)は、事務所をたたむ決心をし、知人の「帝国リサーチ」所長・片桐(矢島健一さん)のもとを訪れていた。かほるは、七瀬五郎(瑛太さん)たちを雇ってもらうようお願いするが、「仮に雇ったとしてもだ。あのドブネズミみたいな連中が、うちの調査員たちとうまくやっていけると思うか?」と言われてしまう。
そんなとき、権田辰夫(柄本時生さん)という男が群馬県から事務所を訪ねてくる。なんでも以前“代理娘”の依頼をしてきた川田洋平(伊藤淳史さん)の大学時代の同級生で、川田からレアな依頼を好んで受けてくれる探偵事務所であると聞いて来たとのこと。依頼の内容は、権田家の敷地内のどこかに埋まっているはずの徳川埋蔵金を発掘してほしいという、とんでもないものだった。
権田が他界した祖父の遺言を説明するも、にわかに信じられない事務所の面々。しかしその後、埋蔵金の価値が3000億円ともいわれ、発見者および発見された土地の所有者は5~20%の報労金を受け取ることができると知って目の色を変える。相場で考えると、発見した際の成功報酬はそのうちの5%の30億になるからだ。
話を聞いたかほるは、依頼を受けると即決。かくして埋蔵金を見つけるために、五郎とグレこと小暮久作(森田剛さん)、四俵蘭子(深田恭子さん)、かほるという事務所総動員で群馬県の権田家へと向かうのだった…。
最終回は、最後の仕事になるか、新しい門出になるか、あかつか探偵事務所の運命がかかった大仕事となりました。
紆余曲折がありつつも、五郎の素晴らしい推理力によって埋蔵金に到達。ところが、地震によって完全に地中に埋まってしまいました。その際、ご先祖様の幽霊らしきものを見た辰夫は、地震はご先祖様の意思であると判断。埋蔵金は掘り返さずにそのままにして、埋蔵金を守り続けることにしました。それが権田家当主の使命であると自覚したからです。
結局、事務所は通常の報酬しか手にすることができず、解散するしかないと思われましたが、五郎やグレが地震による土砂崩れから逃げる際に咄嗟に埋蔵金の一部である大判小判をポケットに忍ばせていたことにより事態は一変します。
時流に逆らって何かを守り抜こうとした小栗忠順とそれに協力した侍たちに想いを馳せて、同じように時流に逆らう探偵稼業として、この国がどんな風になろうとも、守りたいものは守りたいと力説していた所長・かほるも、「あの世に逝ったら、私が小栗なんちゃらと話つけとくわ!」と言って方向転換。大判小判をお金に換えて事務所を存続させることにしました。
最後は、SOIL&“PIMP”SESSIONSのフィーチャリング・ヴォーカリストとして本作の主題歌「ユメマカセ」を歌唱している野田洋次郎さんが歌うために事務所に来訪。五郎の合図で歌がスタートして、それに合わせて事務所の面々も踊ってのエンディングとなりました。
人情とお節介をモットーにしていて、誰も受けたがらない面倒な案件ほど好む探偵が揃っている「あかつか探偵事務所」。各話バラエティに富んでいて印象的でした。