安堂ロイド (桐谷健太さん)

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桐谷健太さんは、TBS系列の日曜劇場枠にて放送されている連続ドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』に星新造 役で出演しています。
先日は第7話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
自らの意思で安堂麻陽(柴咲コウさん)を護るべく戦い始めたロイド(木村拓哉さん)だが、その矢先に内蔵システムに致命的なダメージを受け、麻陽の目の前で動かなくなってしまう。そこへ現れた刑事の葦母衣朔(遠藤憲一さん)は、ロイドを麻陽のマンションまで運ぶ手助けをしてくれる。ロイドの秘密を公にしようとしていた葦母だったが、家族が悲しむからと自分を撃たなかったロイドに情がわき、なんとかしてやりたいと思ったからだ。
麻陽は、沫嶋黎士(木村拓哉さん/二役)の妹・七瀬(大島優子さん)ならロイドを修理する手立てが見いだせるかもしれないと考えて連絡をするが、冷たくあしらわれてしまう。そこで葦母は、星新造(桐谷健太さん)に頼んだらなんとかなるかもしれないと言う。葦母は、麻陽の部下である星を使って、ロイドの周辺を調べていたのだ。麻陽は、そんな葦母から、ロイドことARX II-13が2066年にアジア・アフリカを中心に何十億人という人間を虐殺し、その後、世界の要人を殺しまくっていたことを聞かされる。
一方、星は、公安上層部の幹谷総一(鶴見辰吾さん)らと面会していた。葦母になりすました敵のアンドロイドから紹介されたのだ。ARX II-13(=ロイド)が未来に大きな災いをもたらしたようにいつバグを起こすかわからないと説明する幹谷らは、ARX II-13の息の根を完全に止めるプログラムを組み込んだ薬を星に渡し、修理をするふりをしてARX II-13に打ってほしいと依頼するのだった…。
17世紀から19世紀にフランスで代々死刑執行人を公務として押しつけられたサンソン家。2066年のARX II-13たちは、その紋章をあしらったマークを服に縫い付けていました。その写真を見た星は、人間たちがアンドロイドたちに死刑執行人という汚れ役を押しつけた可能性が高いと気が付きました。バグというのはプログラムの矛盾であって一斉に起こるはずはないと麻陽に説明する星は、誰かが意図的にアンドロイドにプログラムを仕込み、バグに見せかけて人間たちを大虐殺したのではないかと言います。さらに大虐殺したのがアフリカやインド、アジアの国に偏っていることから、世界各国の指導者が増えすぎた人口を抑制するために仕組んだのではないかという推測も披露しました。そして、ARX II-13はプログラムではなく意思を持って大虐殺の黒幕たちに反旗を翻して殺し始めたのであって、それは人間をはるかに凌ぐ肉体と知性、感情と意思を持った存在に進化した結果であると考えました。星はロイドを信じることにしました。
2113年から何者かが黎士と星のパソコンにアクセス。その正体はどうやら沫嶋黎士の脳データのようです。2113年から来た暗号化されたメールを星が解読したところ、東京タワーの写真と十八の文字が画面に浮かび上がりました。それを見た麻陽は、黎士からのメールであると確信します。それからそのパソコンを介してロイドに対する体内組成の組み換え、すなわちプログラムの修復作業が始まりました。
2113年の警察は、2013年の日本の警察と交渉して安堂邸へSITを向かわせました。その名目は「沫嶋教授とその関係者がテロを企てているから」。公安上層部の幹谷は星に電話をして「今やっている作業をやめ、奴(=ロイド)を殺せ。さもなければ、SITを突入させ、おまえと安堂麻陽も殺す」と脅します。幹谷に捕らえられて閉じ込められていた葦母ですが、黎士の脳データがその部屋の電子錠にアクセスして解除したことにより、葦母は逃げることができました。そんな葦母が、知り合いでもあるSIT隊長・石川(神尾佑さん)の説得に当たります。葦母は、上からの命令に忠実で何も考えていない石川を批判し、「俺はな。いつだって自分の頭で考え、自分なりの正義に従って生きてきたつもりだよ」と主張しました。「あの部屋にはな。俺みたいな人間にも、“希望だ”って信じられるもんがあんだよ」と言って一歩も引かない葦母。それに対し、上からの命令に従って石川は発砲しようとします。それを庇って麻陽が石川につかみかかり、今度は麻陽に銃口が向けられました。ちょうどその時、ロイドのプログラムの修復作業が終わり、即アスラシステムが起動。ロイドは一瞬にして麻陽の救出に向かいます。あっという間にSIT隊員たちを制圧し、幹谷の元へ行って「帰って上層部の奴らにきちんと伝えろ。2113年につながっている奴のことは全員認識している。次に下手な真似をしたら、そいつらを全員、家族ごと殺す。いや、この国の政治家、警察、30分以内に全員殺す。安堂麻陽に手を出すな。分かったな?」と言って、指の針の武器を幹谷の目に向けました。幹谷は恐怖のあまりつばをのみ「わかった」と答えます。
麻陽たちの元に戻ったロイドですが、自分がロイドという名で呼ばれていたことを忘れてしまっていました。どうやら修復作業により麻陽と過ごしたこれまでの記憶を失ったようです。今後の展開も気なります。