- 2013年12月17日
本田翼さんは、TBS系列の日曜劇場枠にて放送されている連続ドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』にサプリ役で出演しています。
昨日は第5話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
沫嶋黎士と瓜二つの顔を持つアンドロイド・ARX II-13(木村拓哉さん)は、廃棄されたと思っていた仲間・ナビエ(藤本隆宏さん)と再会。しかし、ナビエは安堂麻陽(柴咲コウさん)の命を狙う暗殺者だった。ARX II-13は悲しみを感じつつも任務を遂行してナビエを倒す。そんな ARX II-13 と麻陽は、互いに消してはならない大切な記憶を抱えていることに共感し合う。麻陽は親しみを込めて ARX II-13を “ロイド”と名付ける。
出社した麻陽は、部下の星新造(桐谷健太さん)から刑事の葦母衣朔(遠藤憲一さん)が一命を取り留めたとの報告を受ける。葦母は麻陽の部下・小松左京子(山口紗弥加さん)の父で、未来からの刺客とおぼしきアンドロイドに襲われて瀕死の重傷を負っていたのだ。それから業務連絡を終えた星は、黎士が事故後に医者にかかった履歴がないことを指摘。さらに少し前にネットに出回っていた「殺人スケジュール表」を麻陽に見せて、黎士を装うロイドの秘密に迫っていることを匂わす。麻陽は星の身を案じ、これ以上嗅ぎ回らないよう強く忠告する。
一方、ロイドは自分が黎士を装うアンドロイドであることを知っている黎士の妹・七瀬(大島優子さん)に「君は常に俺の監視下にある。それを忘れるな」と警告する。それからロイドは黎士として大学の教壇に立って講義を行う。講義後、体が徐々に異常をきたしていることに危機を感じたロイドは、サプライヤーのサプリ(本田翼さん)を呼び出して修理を命じる。サプリは、修復するにはすべての記憶が消えてしまうけど初期化するしかないと告げるのだった…。
麻陽の前では引き下がったように見えた星でしたが、自分と同じように麻陽の身辺を探る葦母のことを調べて接触しました。葦母は、殺人予告リストのこと、麻陽の命を狙っているのは未来の警察組織で2013年の人間をすでに何百人も殺していること、そして秘密を知った自分たちも2113年の警察に口封じで殺されるかもしれないことを告げました。そんな矢先に、葦母の部下・冨野好雪(日野陽仁さん)が葦母と星に向かって発砲。暗殺アンドロイドがなりすましていたのです。葦母たちはロイドに助けられ、暗殺アンドロイドの標的はやはり麻陽に向けられます。当然、ロイドが麻陽を守るのですが、今回のロイドはどうにも体の調子が悪いです。なんでもロイドに芽生えつつある感情がアプリケーション化し始め、戦闘特化プログラムに対して癌のように侵食しているせいとのこと。すべての記憶が消えてしまうが初期化するしかないと言うサプリですが、ロイドはそれを拒みます。麻陽との日々の記憶を失うのが嫌なのでしょう。いよいよピンチに陥ったロイドに対してサプリが取った行動は、感情のプログラムをインストールすることでした。今のロイドの人格を残したままバグを治すことができる唯一の方法だったからです。暗殺アンドロイドは、今度はロイドの体に入り込もうとしますが、サプリが身を挺してそれを阻止。サプリは自分の体に入った暗殺アンドロイドをそのまま閉じ込めて、自分ごと原子還元処理をするようロイドに指示しました。ロイドはためらい悲しみながらも「サプリ、おまえを忘れない。おまえがくれたこの心の痛みを、俺は破壊されるまでずっと大切に抱えていく」と語りかけて原子還元処理を実行しました。
麻陽にとって黎士は運命の人で、多分生まれる前からずっと一緒にいたんじゃないかなと思わせる一生忘れられないかけがえのない存在であり、サプリにとってはロイドがそういう存在だったのです。ロイドは「俺たちに前世はない。運命もない。データを移植したかどうか、ただそれだけだ」とそれを否定しますが、麻陽は「でもさ、その“データ”って呼んでいるものが、思いとか思い出になっているんじゃないの」と言いました。
いよいよお互いに心を通わせていく麻陽とロイド。その先に何が待っているのでしょうか。今後の展開も気になります。