- 2007年6月30日
北乃きいさんは、フジテレビ系列にて4夜連続放送のスペシャルドラマ『卒うた』に出演しました。
一昨日はその“卒業”をテーマにした4つの話のうちの3つ目、第3夜「奏」が放送されました。
●あらすじと感想
スキマスイッチの「奏(かなで)」がテーマです。まだ大人になりきれていない大学生カップル・前嶋由梨香(北乃きいさん)と三木泰樹(山本裕典さん)の恋と成長を描いたお話でした。
由梨香はカメラ好きの彼氏・泰樹の様子がおかしいため浮気を疑っていました。尾行調査の結果、泰樹は浮気ではなくカメラ撮影のアシスタントをするために大学を辞めてアフリカへ行く準備をしていたことが発覚。ショックを受けた由梨香は一方的に別れを告げ、泰樹とはもう会わないと心に決めますが、泰樹がいよいよアフリカへ出発する日、泰樹の部屋に置いてあった自分の荷物を引き取りに行った由梨香は、2年分の国際電話のプリペイドカードを泰樹が準備していたことを知ります。泰樹が突然3つもアルバイトを掛け持ちしていたのはそのためだったのです。2年間待っていてほしいという泰樹に対し、由梨香は、泰樹の成長に追いつけるように、待たずに自分ひとりの足で立てるように頑張る。待っていないけどずっと泰樹のことを応援していると伝えました。子どもの恋愛を卒業して、大人への階段を一歩上がったということなのかもしれません。
2年後、『三木泰樹 写真展』に訪れた一人の女性は、ある写真の前で立ち止まります。「輝き」というタイトルのその写真は、泰樹と由梨香が別れる時に泰樹が撮った、涙がきらりと光る由梨香でした。その写真を見て微笑む女性は由梨香でした。その後、2人は再び付き合うようになったのかどうかはドラマでは描かれていませんでしたが、きっと2人は幸せになったのでしょう。
泰樹がカメラに目覚めたきっかけが由梨香と出会ってからというのも興味深かったです。モチーフになっている「奏」の歌詞の中にも、君が現れた日から何もかもが違って見えて、君が輝きをくれたんだというような言葉があります。人との出会いは、時として大きく人生を変えることもあるので、大事にしていきたいと思いました。