任侠ヘルパー 最終回 (加藤清史郎さん)

seishiro
加藤清史郎さんは、フジテレビ系列にて毎週木曜夜10時から放送されていた連続ドラマ『任侠ヘルパー』に羽鳥涼太 役で出演しました。
一昨日は第11話(最終回)が放送されました。
●あらすじと感想
閉鎖に追い込まれた「タイヨウ」では、利用者たちの受け入れ先を探していたが難航していた。羽鳥晶(夏川結衣さん)は、認知症専門の施設へ入所し、涼太(加藤清史郎さん)は、晶の元夫・藤堂慶太郎(陣内孝則さん)に預けられた。
そんな中、「タイヨウ」に鎌田公造(渡辺哲さん)が多数の高齢者を連れて押しかけてきた。自分の経営する施設がつぶれたという鎌田は、一晩でもいいから預かってほしいと所長・園崎康弘(大杉漣さん)に懇願して、姿を消してしまった。
「タイヨウ」は業務停止中にもかかわらず、新たな入居者を抱えることになり、それが問題となって、藤堂ら厚生労働省の職員がやって来た。六車雅人(夕輝壽太さん)が「介護施設としてではなく集合住宅として申請すれば、省の管轄が変わる」というアイデアを披露することにより、ひとまず厚生労働省の職員を追い返すことができたが、藤堂が指摘していた通り集団感染が起きてしまい、施設の設備が不十分であることを痛感させられる。幸い重篤者は出ず、皮肉にもこの事件のおかげで、難航していた利用者たちの受け入れ先があっさりと決まり、「タイヨウ」が正式に閉鎖されることになった。
鷹山源助(松平健さん)が選んだ幹部は翼彦一(草なぎ剛さん)だと発表され、荷物をまとめて施設を後にしようとする隼会の研修メンバーたち。ところが別の施設へ行ったはずの高齢者たちが「タイヨウ」に戻ってくる。驚きつつも、彼らを受け入れようとする園崎とヘルパーたち。それを見た隼会の研修メンバーの黒沢五郎(五十嵐隼士さん)も施設に残ることにした。
迷い悩む彦一は、晶のいる認知症専門施設に行った。晶が眠っていると思い、ベッドのそばで自分の無力さを嘆き、愚痴をこぼす彦一。すると晶は、彦一が自分に言ってくれたように、どんな時でも自分らしくあればいいのだと思う旨を話す。それを聞いた彦一は意を決して、五郎、和泉零次(山本裕典さん)、鷹山三樹矢(薮宏太さん)、二本橋賢吾(宇梶剛士さん)と共にたてこもり事件を起こす。高齢者たちを解放するよう要求する藤堂に、彦一は、ここにいる高齢者は新しい施設に行っても結局たらい回しにされるだけだから、自分たちが最期まで面倒をみるのだと言う。やがて、大勢の警官たちが施設内に突入し、彦一たちの抵抗もむなしく制圧されてしまうが、彦一が幹部を辞退して替わりにりこを推薦した旨を鷹山から聞いたりこは、四方木組の者を引き連れて、まだ終わっちゃいねえぞと大暴れ。警官に手錠をかけられた彦一は、それを見て笑みを浮かべた。警察に保護された高齢者たちは、六車が自身の立ち上げた介護関係の会社で面倒をみることになった。
彦一たちの起こした事件で、介護問題が取りざたされ、厚生労働省は介護行政の見直しを迫られることになった。
りこは正式に隼會本家の幹部に迎えられた。五郎は介護の専門学校に通い、美空晴菜(仲里依紗さん)ともいい雰囲気になっていた。二本橋は、愛娘と会えるようになっていて、目下の悩みは娘の彼氏がチャラチャラしていることのようである。六車は、地域住民参加型の介護施設を目指して、経営者として手腕を発揮。三樹矢は女好きを復活させナンパにいそしみ、そのそばには、三樹矢の父・鷹山と鷹山に仕える和泉の姿があった。
刑務所から出てきたばかりの彦一のもとにりこが現れる。今後のことは決めていないと言う彦一に、りこは頼みがあると言って、彦一の胸倉をつかんでキスをした。
その後、彦一は、ヒマワリの花を持って晶のもとを訪ねる。涼太と一緒に庭にいた晶は、彦一のことも分からない様子で他人行儀。しかし、彦一がタバコを吸おうとライターを鳴らすと、晶は覚醒したかのような表情になり、彦一のくわえているタバコを取り上げて「ここは全面禁煙よ」と言う。それを聞いた彦一は、微笑む。
園崎は、自転車で「タイヨウ」の場所に行き、入り口にくくりつけてあった閉鎖の知らせの看板を取り外すのだった…。

強引ではありましたが、「弱きを助け、強きをくじく」を理想とする点で“介護”と“任侠道”を重ねた終わり方でした。
みんながそれぞれ何かを感じて新しい一歩を踏み出し始めていくという結末に好感を持ちました。
最後の場面で、涼太は、自分たちのことを忘れている晶を「今日は忘れちゃってるみたい」と明るく彦一に紹介します。涼太もたくましく成長しました。
身近な問題でありながら、普段あまり意識することのなかった介護について、いろいろと考えさせられる良い機会になりました。