ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

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映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(Venom: Let There Be Carnage)は、マーベル・コミックの同名のキャラクターをベースとした実写映画化作品です。『ヴェノム』の続編であり、“ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(=SSU)”としては第2作目の映画となります。
先日、劇場に観に行きました。以下ネタバレが含まれています。
前作にて共存・共生を決めた記者のエディ・ブロック(トム・ハーディ)と地球外生命体“シンビオート”のヴェノム。エディは、食人衝動を抑えきれず身勝手な行動を繰り返すヴェノムの制御に四苦八苦しながらも、なんとか共同生活を送っていました。そんな中、刑務所に収監中の凶悪な殺人鬼クレタス・キャサディ(ウディ・ハレルソン)への取材をすることになったエディは、ヴェノムの協力のおかげでスクープをとることに成功します。ところが次の取材でエディはクレタスから挑発され、激怒したヴェノムがクレタスに掴みかかるというトラブルが勃発。それがきっかけでエディとヴェノムは大喧嘩して、ヴェノムがエディの体から出て行ってしまいました。
一方、死刑が執行されることになったクレタスでしたが、ヴェノムに掴みかかられた際にエディの指に噛みついていたことでシンビオートに寄生されていました。クレタスは死刑執行の最中に新種の赤いシンビオート“カーネイジ”として覚醒して脱獄を果たし、若い頃に引き離された最愛の恋人フランシス・バリソン(ナオミ・ハリス)を探し出しました。さらにエディの元恋人アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)を連れ去ってエディとヴェノムをおびき出します。かくしてヴェノムとカーネイジの戦いの火蓋が切られるのでした…。
なんと言ってもエディとヴェノムの夫婦のような関係性が面白かったです。2人は喧嘩ばかりしていますが、前作以上に固い絆で結ばれていることが感じられてよかったです。ストーリーは単純で少し物足りなさを感じてしまいましたが、エディとヴェノムをはじめとする登場人物の関係性が興味深かったですし、ヴェノムとカーネイジの戦いなどのアクションシーンも見応えありました。
私はMCUシリーズのファンでもあるので、ポストクレジットシーンも興奮しました。