- 2018年7月20日
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 (イザベラ・サーモン)
映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(Jurassic World: Dominion)は、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の続編で『ジュラシック』シリーズ第6弾となる作品です。『ジュラシック・ワールド』三部作の第3作目であり、シリーズ完結編です。
イザベラ・サーモンはメイジー・ロックウッド役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。以下ネタバレが含まれています。
イスラ・ヌブラル島からアメリカ本土に連れてこられた恐竜たちが、メイジー・ロックウッド(イザベラ・サーモン)の決断により人間の世界に解き放たれてから4年の月日が流れました。恐竜たちは世界中に生息地を広げ、今や地球は人間と恐竜が混在する新たな世界“ジュラシック・ワールド”と化していました。恐竜たちによる被害が人間社会において深刻化する中、逆に恐竜を利用して利益を得ようとする人間たちもいました。
それぞれ独自の方法で恐竜の保護活動に力を注ぐオーウェン・グレイディ(クリス・プラット)とクレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)は、人里離れたシエラネバダのふもとでメイジーと暮らしていました。そんなある日、すぐ近くの森で、オーウェンがかつてジュラシック・ワールドで調教したヴェロキラプトルのブルーと、ブルーの子どものベータがいることが判明。その矢先、ベータとメイジーがさらわれてしまうのでした…。
本作では、かつて恐竜のテーマパーク「ジュラシック・パーク」を建造したインジェン社のライバル企業であったバイオシン社のCEOルイス・ドジスン(キャンベル・スコット)が暗躍。やはりと言うべきか、かつてジュラシック・パークとジュラシック・ワールドの研究チームのリーダーを務めていた遺伝学者ヘンリー・ウー(B・D・ウォン)もバイオシン社に雇われていました。
『ジュラシック』シリーズ初期作品の登場人物であるアラン・グラント(サム・ニール)、エリー・サトラー(ローラ・ダーン)、イアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)も登場して活躍。シリーズファンとしては興奮しました。また恐竜では、ヴェロキラプトルのブルーやティラノサウルスなどお馴染みの顔ぶれのほか、史上最大の肉食恐竜のギガノトサウルスや全身が羽毛で覆われているピロラプトル、前作のインドラプトルのようにレーザーポインターで示した標的に襲い掛かるよう遺伝子操作・調教が施されているアトロキラプトルなど、見どころ満載です。恐竜たちが街中や雪原、海、空、森など様々な場所で繰り広げるアクションも迫力があって、ジェットコースターのように次から次へと展開があって見応えありました。
クローンの是非や人間と恐竜の共存といったシリーズ共通のテーマも描かれていましたし、“信頼”や“家族”についても考えさせられました。