獣医ドリトル (井上真央さん)

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井上真央さんは、TBS系列にて毎週日曜夜9時から放送されている日曜劇場『獣医ドリトル』に多島あすか 役で出演しています。
先日は第7話が放送されました。
●あらすじと感想
今回は「本当の愛情」をテーマに、獣医を目指す高校生・益山広樹(早乙女太一さん)と、鳥取動物病院での仕事も慣れてきた多島あすか(井上真央さん)の精神的成長。自分のペットを自らの手術ミスで死なせてしまったトラウマが原因でオペができなくなってしまった獣医・花菱優(成宮寛貴さん)の覚悟が描かれたお話でした。
ドリトルこと鳥取健一(小栗旬さん)が言うように、愛情というのは自分の時間を犠牲にしてでも相手に時間を割いてやることで、自分の都合のいい時だけ可愛がるのは愛情とは言いません。あすかの捨て猫に対する愛情もさることながら、広樹の祖母である絹江(白川由美さん)の広樹に対する愛情も絡めて描かれていたところが絶妙だと思いました。
薬の補充ミスがきっかけで鳥取から怒られたあすかは、素人意識が邪魔をして鳥取の言う「100%の準備」の本当の意味が理解できませんでした。しかし、花菱から助言をもらい、白衣を着て動物病院にいる以上、客はあすかを素人だなんて思わないこと、だからこそ動物の命と本気で向き合う覚悟が必要であることに気付きました。さらに補充できなかった薬が必要な場面に遭遇し、鳥取の抜かりない準備のおかげで事無きを得ましたが、いかに自分が動物の命につながる準備を怠っていたかを痛感しました。そんなあすかは、春になったら鳥取動物病院で働きながら、専門の学校で勉強して動物看護師を目指すことを決心しました。鳥取もまんざらではないようで、準備していた新しいオペ着をあすかに渡しました。
オペができないという弱みを握られて、土門大蔵(國村隼さん)の「動物総合医療センター計画」に無理矢理協力させられていた花菱は、鳥取の「一度着た鎧はそう簡単には脱げない。裸になればいろんな矢が飛んでくる。お前にその痛みを引き受ける覚悟はあるのか」という言葉の意味を噛み締めて、ある決断をして実行しました。それは自分がオペのできない獣医であることを生放送の番組で告白することでした。
「自分の名声を守るために、他人が行ったオペを自分の手柄として語り世間の信頼を得たとしたら、それはとんでもない裏切り行為」とマスコミに話した土門に、鳥取は「あんたに花菱を責める資格があるのか」と言いました。土門も鳥取が行ったオペを自分の手柄として語ったことがあるのです。いわば鳥取に弱みを握られているとも言える土門は、鳥取を潰しにかかるでしょう。今後の展開も気になります。