アメイジング・スパイダーマン (アンドリュー・ガーフィールド)

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映画『アメイジング・スパイダーマン』(The Amazing Spider-Man)は、大ヒットとなった前作シリーズからキャストもスタッフも全てが変わった新シリーズの第1作です。監督は『(500)日のサマー』のマーク・ウェブが務めています。
アンドリュー・ガーフィールドは、ピーター・パーカー役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
ピーター・パーカーが幼いころ、科学者である父のリチャード(キャンベル・スコット)と母のメアリー(エンベス・デイヴィッツ)は、ピーターを兄夫妻に託して姿を消した。時が経ちカメラとスケボーが得意な普通の高校3年生になったピーター(アンドリュー・ガーフィールド)だが、両親の失踪による心の傷は癒えないままでいた。
そんなある日、ピーターは、家の水道管の故障をきっかけに、隠すように置かれていた父のカバンを発見する。カバンの隠しポケットにある書類やメモを見つけたピーターは、父がオズコープ社に勤めていたこと、同じ研究室にカート・コナーズ博士(リス・エヴァンス)がいたことを知る。
運よくコナーズ博士が募集していたインターン生たちに紛れてオズコープ社に入り込んだピーターは、すでにインターンをしていた高校の同級生のグウェン・ステイシー(エマ・ストーン)に遭遇する。そんな中、そこで目的であったコナーズ博士の姿を確認。その後、社内にある研究施設に忍び込んだピーターは、遺伝子操作されたクモにかまれてしまう。
するとピーターは、クモにかまれた影響で、高い身体能力や危険を察知するなどの特殊な力が備わる。いじめっ子のフラッシュ・トンプソン(クリス・ジルカ)に仕返しするなど、能力を得て調子に乗っていくピーター。そんな彼の軽はずみな行動が、取り返しのつかない悲劇を招いてしまうのだった…。

前作のサム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズの完成度が高かったので、新生スパイダーマンはどのようなものになるのかと期待と不安を抱えての鑑賞でしたが、3D映像の効果もあいまって、単純にアクションシーンに魅了されました。特にスパイダーマンがニューヨークの高層ビルの間を飛び回るシーンは爽快でした。
どこにでもいるような一人の青年が壁にぶつかって、それを乗り越えていく物語という点では前作シリーズと一緒です。ピーターは自信と不安、強さと弱さ、万能感と恐れの間で揺れ動きます。本作では自前で糸を発射するわけではなく、自ら製作したウェブシューターという装置から糸を発射します。前作シリーズに慣れていたので違和感を覚えましたが、どうやら原作でも最初はウェブシューターを使って糸を発射していたようです。
本作のヒロインはMJことメリー・ジェーン・ワトソンではなく、原作ではピーターのハートを真に射止めた初めての女性とされるグウェン・ステイシーです。グウェンは、MJと違ってみんなの憧れのマドンナ的存在というわけではなく、NY市警警部を父に持ち、何不自由なく育てられたお嬢様タイプの優等生です。グウェンは、今作で早くもピーター=スパイダーマンという秘密を共有し、ピーターをサポートするパートナー的位置づけとなります。前作シリーズのヒロインと大きく違う点は、グウェンが恋している相手はスパイダーマンではなく、ピーターそのものということでしょう。
物語自体は、伏線や謎が未回収のまま終わってしまったこともあり、物足りない感じではありました。すでに続編の制作が決定しているようですので、その辺のさらなるパワーアップを期待しています。ピーターの育ての親であるベン・パーカー(マーティン・シーン)がピーターに遺した「困難は人の運命を決める」という言葉が印象的でした。ピーターが今後どのように困難を乗り越えて成長していくのか楽しみです。

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