白い春 (吉高由里子さん)

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吉高由里子さんは、フジテレビ系列にて毎週火曜夜10時から放送されている連続ドラマ『白い春』に西田栞 役で出演しています。
今週は第10話が放送されました。
●あらすじと感想
さち(大橋のぞみさん)の手術は無事成功しました。さちは佐倉春男(阿部寛さん)に退院したら海に連れて行って欲しいとお願いをして、春男は「もしかしたら」と答えます。さちは大喜びして、そんな様子を村上康史(遠藤憲一さん)は廊下から見ていました。高村佳奈子(白石美帆さん)が言っていたように、さちの前から春男の存在を消すことはできないのかもしれません。
幼い頃、西田栞(吉高由里子さん)を捨てて出て行った父・真一(佐戸井けん太さん)の居場所を小島勇樹(遠藤雄弥さん)が調べてくれて、栞は、春男に一緒に付いてきてもらい、真一の経営する写真館に確認しに行きました。真一にはすでに新しい家族がいて幸せそうでした。栞は真一にもらったおもちゃのネックレスを付けていましたが、真一はそれに気づきませんでした。栞はネックレスを隠して、何も告げることなくお客として真一と対面して帰りました。なんとも切ないです。
春男は、康史の留守中に、店に届いた家具を2階の部屋に運ぶように頼まれ、ふと目にしたさちのアルバムをためらいながらも見てしまいます。そこには、康史が8年間愛情を降り注いで育ててきたことがうかがえるたくさんのさちの笑顔と、どう見ても親子にしか見えない康史とさちの姿がありました。旅行代理店に行って、綺麗な海がある場所の1泊旅行を申し込む春男でしたが、申込書の名前は康史にしていました。春男は康史とさちに行かせるつもりで申し込んだのです。春男はさちの退院パーティで店を辞めると告げ、その申込書を康史に渡して店を出て行きました。驚いたさちは、止める康史の手を振りほどいて春男を追いかけます。しかし、春男はさちにわざとそっけなく冷たい言葉を投げつけて別れを告げます。それはまるで、春男が高村真理子(紺野まひるさん)のことを思いやって決別した時のことを彷彿とさせます。
春男に去られて悲しんでいるさちに、栞は誤解を解こうとあることを口にしようとしてしまいます。
春男の気持ちも康史の気持ちも伝わってきて、今回もとても切なかったです。栞の親子の関係と、春男とさちの関係も絶妙にオーバーラップしていて、いろいろと考えさせられました。

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