ゴッドハンド輝 最終回 (水川あさみさん)

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水川あさみさんは、TBS系列の毎週土曜夜8時枠にて放送されていた連続ドラマ『ゴッドハンド輝』に四宮梢 役で出演しました。
昨日は第6話(最終回)が放送されました。
●第5話・第6話のあらすじと感想
ヴァルハラの異名を持つ安田記念病院の近くにKZ病院が新しくできる。KZ病院の理事長であるケビン・ゼッターランド・久坂(マイケル富岡さん)は、“医療はビジネス”が理念。ケビンには若い頃、当時同僚だったヴァルハラの院長・安田潤司(渡部篤郎さん)から、報酬目当ての過剰な手術を乱発するやり方を非難され、数人の患者からも提訴され、医師を辞めて経営側にまわったという経緯があった。そのことからケビンは安田に恨みを持っていて、ヴァルハラのスポンサーを買収して、金にものを言わせて医師や看護師を次々と引き抜き、ヴァルハラを乗っ取って潰そうとしていた。しかもKZ病院は、四宮梢(水川あさみさん)の実家である“四瑛会”からバックアップを受けていた。そのことを知った梢は、自分が四瑛会に戻れば乗っ取りを考え直してくれるのではないかと思って退職届を提出。真東輝(平岡祐太さん)が必死に引き止め、安田院長も、出て行くならせめて一人前になってからにしてくれと言って退職届を破る。
ヴァルハラから引き抜かれてKZ病院で働いている医師や看護師は、KZ病院を訪れた輝によって、患者の命ほど大切なものは何一つないということを改めて気付かされる。そして、ヴァルハラが工場の爆発事故による患者であふれかえっていると知り、ケビンの制止を振り切って、KZ病院をクビにされながらもヴァルハラに駆けつける。安田院長は快く受け入れ、みんなが“絶対に一人も死なせない”という同じ思いで患者と向き合う現場が出来上がった。それはまさにヴァルハラが求めていた理想の医療であった。
しかし、期限までに経営権10億円のうち7億円までしか集めることができず、ケビンがヴァルハラのオーナーになってしまうという危機に直面していた。安田院長は自分ひとりが病院を去れば、ヴァルハラは生き残ると思っていたが、ケビンは1つの地域に2つの病院はいらないとし、2年以内にヴァルハラを取り壊して駐車場にすると言い出した。KZ病院は高額な入会金が必要な会員制の病院だ。それでは会員権を買えない地域の人が路頭に迷ってしまう。ヴァルハラ一同が怒りを覚え途方に暮れている中、以前、ヴァルハラに家族を救ってもらった皇稜斗(高嶋政宏さん)が、不足分の3億円を携えてやって来る。返す当てがないとして借りるのをためらう安田院長だったが、ヴァルハラの大勢の患者の後押しもあり、受け取ることにする。ヴァルハラは買収の危機を免れたのだ。
金持ち専用の医療の実態が週刊誌で取りざたされ、スタッフや患者も次々と離れるKZ病院は、厚生労働省の立ち入り調査も入る予定で風前の灯だ。四瑛会は手を引き、ケビンの秘書も去って行った。ケビンは失意のうちに心筋梗塞で倒れ、幼少時代、金が無いことを理由に救急車の搬送を断られて母親を亡くした過去が頭をよぎる。そんな中、ケビンは輝に助けられ、命の大切さを気付かされる。
梢は、ヴァルハラに残ると輝に宣言する。輝との決着がまだ着いてないからだと言う。そこへ今日もまた、患者の救いを求める声が届くのだった…。
安田院長が目指す理想の医療は、最高の技術が揃っていることだけではなく、医師や看護師が同じ最高の志を持って治療に当たることでした。現実には“絶対に一人も死なせない”という思いがあっても救えない命もあることでしょう。しかし、前提としてその志を持っているか否かで、患者に対する接し方も変わってくると思います。
話が駆け足だったり、いろいろと突っ込みどころがあったのは残念ですが、全6話という都合上、仕方のないことでしょう。十分楽しませていただきました。

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