銭ゲバ (松山ケンイチさん)

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松山ケンイチさんは、毎週土曜夜9時日本テレビ系列にて放送されている連続ドラマ『銭ゲバ』に蒲郡風太郎 役で出演しています。
先週は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
「金のためなら何でもするズラ」。そんな蒲郡風太郎(松山ケンイチさん、幼少:齋藤隆成さん)の生き様には彼自身の家族が大きく影響している。優しい母・桃子(奥貫薫さん)とささやかながら幸せな毎日を送っていた風太郎だが、桃子は体が弱く生活は貧窮。さらに桃子の病状は悪化の一途をたどる。必死に母を気遣う風太郎だが、そんな2人に追い討ちをかけたのが父・健蔵(椎名桔平さん)だった。健蔵は病弱な母や風太郎に金の無心をして、暴力を振るう。風太郎の左目にある傷は、風太郎がはむかった時に負わされたものだ。そして何より、風太郎の心に大きな傷を残した。さらに世間の風は桃子と風太郎に冷たく残酷に吹きつける。そんな中、風太郎は、車に水溜りの水をはねられ、びしょ濡れになってしまう。乗車していた少女・三國緑(森迫永依さん)がお詫びにとそのまま別荘に招待してくれて、お菓子を御馳走してくれたりする。桃子に食べさせてあげたいと思った風太郎は、緑が席を外した隙にお菓子をランドセルに必死に入れる。その現場を見られた風太郎は、緑に泥棒扱いされ、母・桃子を呼び出されてしまう。「正直に一生懸命頑張っていれば絶対に幸せになれる」と言っていた桃子だが、その帰り道、「貧しいって悔しいね」と吐露する。そして、薬を買うお金さえなかった桃子は、身体を壊して亡くなってしまう。
「金があればお母さんは死ななかった」。児童養護施設を抜け出した風太郎は街をさまよい歩き、酔っ払って道端で寝てしまっている男性の財布を盗む。風太郎に何かと親身になってくれていた新聞配達員・荻野宏(近藤公園さん)がそれを目撃して、風太郎に金を返すよう諭す。しかし、金に執着する風太郎はそれを聞き入れるどころか、宏をバットで撲殺してしまう。
その後、風太郎は、社会の片隅で銭ゲバとなって生きていた。悪に手を染めることもいとわず、金だけを心の支えにして、決して誰にも心を開くことのない風太郎。金を盗まれそうになった風太郎は、再び人をあやめてしまうのだった…。
土曜夜9時という時間帯なのに、ダークな話で驚きました。
純粋ゆえに悪に身を染めていく風太郎が悲しくもあり、切なくもあり、そして何より怖さを感じました。
風太郎は、社長令嬢・緑(ミムラさん、幼少:森迫永依さん)と再会し、わざと緑の運転する車の前に飛び出して事故を装い、緑に近づきました。風太郎と彼にかかわっていく人々がどのようになっていくのかが気になります。
生きるために必要なのは何なのか、幸せの在り方とは何か、真実の愛とは何かなどを視聴者に訴えかける物語になりそうです。