- 2010年2月25日
塚本高史さんは、毎週木曜夜9時テレビ朝日系列にて放送されている連続ドラマ『小児救命』に狩矢俊介 役で出演しています。
先週は第6話が放送されました。
●あらすじと感想
「青空こどもクリニック」では、医師や看護師たちが心身ともにギリギリの状態で働いていた。
そんな中、医師・相馬彰夫(正名僕蔵さん)が理想に燃える院長・青山宇宙(小西真奈美さん)を見ていると自分のみじめさを感じるとの理由で病院を辞めてしまい、医師・名波大地(藤原一裕さん)は誤診をきっかけに欠勤するようになり、医師・真柴綾(田実陽子さん)は過労で倒れ休みを取ることになってしまった。
それでも24時間体制を貫こうとする宇宙だったが、赤池小夜子(渡辺えりさん)に説得され、しばらく診療時間を午前8時~午後11時までに変更することにした。
一方、狩矢俊介(塚本高史さん)は、啓翠会総合病院の院長・森崎潤一郎(名高達男さん)から最新施設の整った大学病院に移って将来のために勉強することを勧められて迷っていた。それを察した柾陽介(陣内孝則さん)は今でも交流のある元・患者たちとの飲み会に狩矢を誘い、「悩むのはいい。でも迷うな。迷ってる医者は子どもたちに受け入れてはもらえないぞ」とアドバイスする。
柾のおかげで心の決まった狩矢は宇宙のもとへ行き、「青空こどもクリニック」で働かせてほしいと申し出る。
24時間体制をやめてからも、患者たちは灯を求めて勤務時間外もやって来る。救急救命士・木暮賢斗(勝地涼さん)は進んで宇宙のサポートをする。
過労で倒れた綾が復帰し、宇宙と赤池の説得により、名波もクリニックに戻ってきた。啓翠会総合病院での引き継ぎが完了した狩矢もクリニックで働き始めた。これで医師の数が開業当時と同じ数になったが、過去の苦い経験から、宇宙は診療時間を現状のまま継続することにした。
その矢先、診療時間が終わった直後に、破水した妊婦がクリニックに飛び込んできた。夫から暴力を受けている妊婦で、子どもを同じ目にあわせたくないので産めないと言う。赤ん坊の頭が見えている状態で緊急を要する中、宇宙は母親を説得しながら、無事出産させる。消してしまったはずの灯を求めて、赤ん坊のために必死で駆け込んできた妊婦の思いに突き動かされた宇宙は、再びクリニックを24時間制にすることにした。そして、幼少の頃に母親から受けた虐待による心の傷が原因で、狩矢のプロポーズに難色を示していた宇宙だったが、今回の件で心が動く。宇宙は狩矢に「私の両親に会ってもらえますか?」と言うのだった…。
24時間体制のクリニックとして再スタートを切った「青空こどもクリニック」。
ここ数話で宇宙や狩矢の葛藤が描かれ、その過程でクリニックの結束も固まるという流れは良かったと思います。
宇宙が過去に母親から受けた虐待による心の傷や、養母・加奈子(大塚良重さん)が認知症であることを狩矢はまだ知りません。そのことが今後どう影響していくのか、また、賢斗が宇宙に対して抱いている微妙な感情の行方も気になるところです。