- 2008年10月16日
スクラップ・ティーチャー (加藤あいさん)
加藤あいさんは、毎週土曜夜9時日本テレビ系列にて放送されている連続ドラマ『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』に滝ゆう子 役で出演しています。
先週は第7話が放送されました。
●あらすじと感想
今回は、生徒側のメインを沢渡岬(高畑岬さん)、教師側のメインを滝ゆう子(加藤あいさん)に据えたお話でした。
非常勤講師という立場から、教師たちの間では劣等感にさいなまれつつも、生徒たちの間では先生としての自覚が薄いことが幸いして友達感覚で慕われる滝先生。
先生たちを全く信用していない沢渡は、そんな滝先生を一度は信じようとして、もうケンカはしないという約束をする。ところが、次の日の夜。前回ケンカした相手の兄が報復してきて、巡回中のパトカーに目撃されたことにより、警察沙汰になってしまう。
沢渡が上野まりや(西内まりやさん)と夜出歩いていたのは、3日間星を見てからキャンプに行ってオリオン座を見たカップルは結ばれるという恋のおまじないを滝先生から聞いていたからだ。そのことで、滝先生は教頭・矢吹一(六角精児さん)や松尾悟史(向井理さん)先生たちから責められる。
つくづく非常勤講師という立場を実感させられ捨て鉢になった滝先生。沢渡は滝先生との約束を守り、ケンカの際いっさい手を出していなかったのだが、そんな沢渡の前で滝先生は「もうどうでもいい」と言ってしまい、沢渡は再び先生不信になってしまう。
塾の講師の面接をする約束を取り付け、それがダメだったらお見合いをしてでも結婚することにした滝先生。そこでスーパー中学生・高杉東一(山田涼介さん)、入江杉蔵(有岡大貴さん)、吉田栄太郎(知念侑李さん)のお出ましである。高杉たちが申し出た、お見合いで恥をかかないための模擬テストで、滝先生はこてんこてんにしごかれる。作法とは人に対する心遣いだと滝先生に諭す高杉は、沢渡たちからの教師として人間としての信頼を裏切った罪は大きいと言う。それに対し、滝先生は「ぶざまだ」と自覚する。
キャンプ当日。沢渡は姿を現さない。ケンカの仕返しをしに行くつもりらしい。塾の講師の面接を断り、沢渡に謝りに来た滝先生はそれを知って引きとめようとする。キャンプの責任者で抜け出せない担任・杉虎之助(上地雄輔さん)に代わって、久坂秀三郎(中島裕翔さん)も沢渡のもとに駆けつける。そこへ沢渡たちの前に現れたのは、またしても柄の悪い兄の方で、しかも仲間を大勢引き連れて来た。何もできずにいる沢渡と滝先生と久坂の前に、自称・正義の味方(なんちゃって)である高杉、入江、吉田が颯爽と現れる。いつものように人間離れした身体能力を発揮して相手を負かし、沢渡を説得してキャンプに連れて行く。
そして、晴れてクラス全員でキャンプを楽しむのだった…。
今回の脚本は、『ごくせん』を担当した江頭美智留さん単独のものだったためか、『ごくせん』のパロディのようなセリフが出たり、ケンカのシーンが結構ありました。
久坂が最近すっかり杉先生に似てきたところや、前回破局(?)したはずの高杉と土屋大輔(新井大輔さん)の関係が健在なところも面白かったです。
何かと杉先生に対して苛立ちを覚え敵視している松尾先生。今回のキャンプの成功も、不快そうな表情を浮かべて、陰に隠れて見ていました。松尾先生と高杉らスーパー中学生との対決の日も訪れることでしょう。
来週は一回お休みで第8話は再来週の12月6日に放送です。残すところあと2回。最後はどうなるのか気になるところです。