本日から松下電器産業株式会社が社名をパナソニック株式会社に変更しました。
これまでは松下、パナソニック、ナショナルという3つのブランドが存在していたわけですが、パナソニックへ一本化されます。
主な狙いは、海外市場でブランドをフル活用することと、グループとしての求心力を増すこと。
特に前者に関しては、国境を越えた競争が厳しくなるにつれ、海外でのブランド力不足が足かせになっていたという現状があるそうです。
松下電器産業(現・パナソニック)を一代で築き上げた日本屈指の経営者・松下幸之助の名が無くなったのは、なんだか寂しい気もしますが、社会に貢献する事業を行なうという理念は何ら変わらないとのことです。
ちなみにパナソニック(Panasonic)は、「全ての」の意の「PAN」と「音」を意味する「SONIC」からなる造語です。もともとは、1955年に輸出用スピーカーのブランドとして用いられたのが初めで、1961年から対米輸出品に用いられました。
創業90周年を迎えるパナソニックの、本格的に世界に目を向けた今後の展開に注目です。