- 2006年11月16日
山田優さんは、毎週水曜夜10時日本テレビ系列にて放送されている連続ドラマ『正義の味方』に中田槇子 役で出演しています。
今週は第2話が放送されました。
●あらすじと感想
女子高生・中田容子(志田未来さん)の姉・槇子(山田優さん)は、美人で政務省に勤めるキャリア官僚だが、自己中心的でわがままな性格だ。容子は幼い頃から、その被害に遭いながらも前向きにけなげに生きてきた。
いつかは姉に天罰が下ると信じる容子だが、それとは裏腹に、槇子は母・春子(田中好子さん)や父・五郎(佐野史郎さん)から特別扱いされ、周囲からも一目置かれる存在である。なぜならば、槇子の不条理な行為は、どういうわけか、めぐり巡って周りの人々に幸福をもたらすからだ。例えば、槇子は弁当購入で順番を割り込んだ男にむかつき、暴行をはたらく男として容子の名前で警察に通報したところ、それを逆恨みして容子がその男に襲われる。容子が買ってきた特製弁当のために、危機一髪のところで男を倒した槇子。実はその男は連続放火魔犯でお手柄になる。また、槇子は残業しないことを注意してくる課長に雑巾の水を入れたお茶を出して、それを飲んだ課長は体調を崩し、槇子が何食わぬ顔で病院に行くよう強く勧めたところ、悪性腫瘍が早期発見できて、課長の妻に感謝されるといった具合だ。そんな姉は世間では「正義の味方」と呼ばれている。
そんなある日、槇子は、東大出身で中央省庁勤めの超エリート・良川直紀(向井理さん)を見初める。色目を使うなどの安い真似はできないというポリシーを持つ槇子は、容子に恋のお膳立てをしてもらうために身辺調査をさせる。最初は今までの経験上、気乗りのしない容子だったが、父が言った「結婚」という言葉から、結婚すれば槇子が家を出て行き解放されると思いつき、いつも通り槇子のために動き出す。槇子の素行の悪さのせいで、容子の苦労は報われないものと思われたが、槇子の取った行動がどういうわけか歪曲して良い方向に捉えられ、直紀の心を射止める。
一方、容子は学校帰りに、突然、森山知佳(西内まりやさん)にビンタをされる。どうやら最近何かと偶然に接触のある岡本陸(本郷奏多さん)といい仲になっていると勘違いされたようだ。知佳は陸の幼なじみで、自称・陸の彼女なのだ。容子の受難はまだまだ続きそうである…。
頭を空っぽにして見ることができる痛快コメディです。アクの強い悪い女を目を細めて表現する山田優さんとオーバーリアクションで心情を表現する志田未来さんの熱演を楽しみたいと思います。