- 2009年9月1日
溝端淳平さんは、毎週土曜夜11時台フジテレビ系列にて放送されている連続ドラマ『ハチワンダイバー』に菅田健太郎 役で出演しています。
一昨日は第7話が放送されました。
●第1話~第7話の簡単なあらすじと感想
将棋のプロ棋士を目指し、夢破れた男・菅田健太郎(溝端淳平さん)。素人相手の“真剣”と呼ばれる賭け将棋で日銭を稼ぐ日々に虚しさを感じていたある日、“アキバの受け師”と呼ばれる女真剣師(仲里依紗さん)と対局した菅田は、屈辱的な敗北を経験する。雪辱を誓い、部屋を片付け始め、たまたま目にした広告の「秋葉原メイド掃除クラブ」に出張の掃除を依頼したところ、なんとメイド姿の“アキバの受け師”がやって来た。菅田は意気込んで今度は全財産を賭けて、“アキバの受け師”に勝負を挑むが敗北。全財産を失った菅田は、大切な己の駒を質入し、新たな決意でアキバを目指す。菅田の前に立ちはだかったのは、真剣師・飛鷹安雄(富澤たけしさん)。劣勢の中、かつての師匠・鈴木歩人(小日向文世さん)の「この9×9の81マス(の将棋盤)に潜るんだ」との言葉を思い出した菅田の中に何かが目覚める。81マスの底に潜るという必殺技でついに飛鷹に勝利する菅田。以降、集中して本気を出す時などには「ダイブ!」と叫び、自らをハチワンダイバーと名乗るようになる。
しかし、菅田はまだその力を使いこなせていなかった。そんな中、菅田は金を得るために、自らが守ってきたプライドを捨て去った。“真剣”で初めてわざと負けたのだ。その行為は、菅田の心に深い後悔と苦しみを刻み付ける。ダイブができないまま、真剣で金を稼ぎ、質入した駒を取り戻そうとする菅田だったが、駒は“アキバの受け師”に買われてしまっていた。彼女が出した駒を返す条件は、雑居ビル屋上での真剣師・マムシ(姜暢雄さん)との勝負。それは、1000万円という大金が賭けられた危険な賭博だった。絶体絶命の菅田は、自ら捨てた将棋への思いを取り戻し、再び81マスの世界へのダイブに成功し、勝利。しかし、そんな矢先、菅田は、警察に賭博容疑で逮捕され何もかも失ってしまった。そんな菅田の前に再び“アキバの受け師”が現れる。彼女は、「本物の“真剣”は、本来お金を賭けて戦うものじゃない。命の次に大切なものを賭けて戦うもの」と言う。
それから“アキバの受け師”そよに導かれ3人の本物の真剣師と戦うことになった菅田は、その一人目、二こ神(大杉漣さん)と対決。命の次に大切なものを賭けた勝負。そこで賭けられたのは、そよのオッパイを揉む権利…。二こ神の卓越した雁木戦法に苦戦する菅田。二こ神はかつてプロをも倒した伝説のアマチュア棋士、“雁木の神野”の異名を持つ神野神太郎その人だったのだ。圧倒的不利な状況を打破するため、菅田は再び81マスの底へとダイブし、二こ神に勝利。しかし、「経験がない菅田が揉んだら将棋が弱くなる」という二こ神の意見により、菅田は豊満なそよの胸を目の前にしながらも、結局、触ることすらできなかった。
そして、菅田は二人目の真剣師・文字山ジロー(劇団ひとりさん)と対決。文字山の本業は小学生に人気の漫画家。菅田が負けたら菅田は漫画家を目指さなければならず、菅田が勝ったら文字山の連載漫画の主人公を菅田のラクガキに変更するという人生を賭けた勝負だ。「穴熊」という戦型を駆使する文字山に苦戦する菅田。ダイブで反撃に転じたものの、なんと文字山は菅田の手の上を読んでいたというのだ。菅田はかつてない窮地へと追い込まれていくが、失うものがない菅田は余裕を取り戻し、菅田が指した「歩の手裏剣」という手で劇的な幕切れを迎える。人生を賭けた将棋。その壮絶さに震えながらも、そよとの距離をさらに縮めていく菅田。残る敵はあと一人。「あんたみたいなタイプは、肝心なとこで大事なもの失うから」との隣人・六車里花(安田美沙子さん)の言葉にひっかかりつつ始まった最後の戦い。対戦相手・斬野シト(京本政樹さん)はその勝負にとんでもないものを賭けることを宣言した。それは、みるく(そよのメイドとしての名前)を賭けるというもので、そのことに動揺した菅田に容赦なく襲い掛かってくる斬野。彼が仕掛けてきたのは、たった7手で勝負が決まる「早石田流三間飛車」という手で、なんと菅田のかつての師匠・鈴木が復活させたものだった。菅田は必死に抵抗するが、頼みの綱であるダイブすら失敗し、敗北。斬野はそよを連れて道場を出て行った。
その衝撃に放心状態の中、菅田はかつて激闘を繰り広げた二こ神と再会した。そんなところへ、20年前に二こ神と対戦して敗北したプロ棋士・海豚一郎七段(池田鉄洋さん)が過去を払拭するために再戦を挑みに訪ねてくる。二こ神は海豚との死闘を制し見事に返り討ちにすることで菅田を感嘆させ、菅田を弟子入りさせた。二こ神に弟子入りした菅田を待っていたのは、昼夜を問わず、倒れるまで指し続ける壮絶な修行、24時間将棋。すべては、斬野への雪辱を果たすため、更なる力を手に入れるためだった。修行を終え、再び斬野と対峙する菅田。そこで彼が目にしたものとは、本物そっくりに作られたそよの等身大の人形だった。菅田が勝負に負けたために、その代償として、そよは、本職が人形師である斬野に型を取られたのだ。本物のそよがいるとは知らず、そよへの告白を賭けて戦うと宣言した菅田。その行為はもう告白したも同然で、動揺した菅田は勝負に集中できない。しかし、そよの応援で息を吹き返し、菅田はそよに改めて告白することによって、気持ちを整理。さらに深呼吸して大ダイブする。一気に形勢は逆転し、菅田はリベンジに成功する。
そんな矢先、飛鷹たちにより、秋葉原将棋道場の店主の娘・月島みさき(木下優樹菜さん)が「鬼将会」なる組織の関係者であることが判明。「鬼将会」は真剣師たちの中でもトップクラスの強豪が集まる組織。実はそよが菅田を3人の真剣師たちと戦わせたのは、菅田に強くなってもらい、そよの鬼将会を潰すという目的に協力してもらうためだったのだ。夢破れて顔向けできないとして家族と絶縁状態である菅田の前に現れた妹・歩美(大政絢さん)も、父親にケガをさせた鬼将会を潰すために上京し、「鬼」と描かれた将棋の駒をまいて彼らをおびき寄せるという危ない橋を渡っていた。それらの事情を知った菅田は、そよと歩美の前で、もう逃げずに一緒に戦うこと、そよと歩美を必ず守ることを宣言する。そんな中、みさきが現れ、鬼将会のところへ一緒に来るように告げる。しかも強引に連れ去られ監禁されている里花の映像を見せるのだった…。
ようやくドラマの全容が明らかになってきました。
「鬼将会」の被害を受けているプロ棋士たちも、菅田のかつての師匠・鈴木を中心に動きだしそうですし、今後の展開が楽しみです。
私はまだ原作を読んだことはありませんが、菅田の隣人で女優を目指している里花や、戦って以来、菅田のことを気に留めているチンピラ・角田、飛鷹は、ドラマオリジナルのキャラクターらしいです。原作はまだ完結していないようなので、ドラマは最終回に向けて、さらにオリジナル色が濃くなっていくのでしょう。