- 2008年5月26日
昨日は毎週木曜夜10時フジテレビ系列にて放送されていた連続ドラマ『ラスト・フレンズ』の第11話(最終回)が放送されました。
●あらすじと感想
今回私が印象に残った場面は、岸本瑠可(上野樹里さん)のモトクロス全日本選手権関東大会優勝の記者会見と、藍田美知留(長澤まさみさん)を探している瑠可と水島タケル(瑛太さん)が海辺で会話をしている場面です。
記者会見で記者に週刊誌に書かれていた事を追求された瑠可が、女だからでも男だからでもなく、一人の人間として自分を愛し応援してくれた家族や友人に支えられてここまでくることができたことを最高に嬉しく誇らしく思っていると、堂々とした態度で答える場面に感動しました。
また、瑠可の「夫婦って、案外こういうもんなのかもね。長年連れ添った夫婦って、男でも女でもなくなって、結局友達になるって言うじゃん。何でも打ち明けられる親友にさ」という言葉を聞いたタケルが自らのセックス恐怖症を告白。自分を責めるタケルを、瑠可は「タケルは女を幸せにできる男だよ。それは私が一番よく知っている」と言いました。タケルはその言葉に救われたのでしょう。涙をこらえていました。
海外転勤の内示を受けた小倉友彦(山崎樹範さん)は、妻と別れ、「あなたが忘れられませんでした」と滝川エリ(水川あさみさん)に告白し結婚。永遠の愛なんて信じないと言っていたエリは、相手に愛を求めるのではなく、自らがずっと愛してあげればいいという結論に至ったようです。
自ら命を絶った及川宗佑(錦戸亮さん)の子どもを身ごもった美知留は、母・千夏(倍賞美津子さん)に産むのを反対され、どうして産みたいのかと訊ねられ、「赤ちゃんと2人なら頑張れるから」と答えました。実は千夏も夫がいなくなってから、同じことを思ったそうです。美知留にはくれぐれも初心を忘れず、千夏を反面教師として、子どもに愛情を注いでほしいものです。
バイクに乗ったタケルと瑠可がトラックと正面衝突しそうになったり、美知留の出産が母子ともにリスクが伴う危険な出産であったりとひやひやする場面もありましたが、みんな驚くほど無事でした。
美知留は、女の子を無事出産し、瑠可は赤ちゃんに「よく生まれてきたね。世の中って悪くないよ。これから、素敵なことがいっぱいある。…きっとある」と語りかけました。瑠可は自分に言い聞かせていたのか、それとも美知留に向けて話していたのか、とにかくこれからの美知留、瑠可、タケル、そして、瑠美と名づけられた赤ちゃんの4人の未来に希望が感じられる言葉でした。
瑠美の名前の由来は、瑠可の“る”に美知留の“み”。“る”にはタケルの“る”の意味も含まれているそうです。4人はシェアハウスに暮らし、家族、友達、夫婦、恋人、そのどれかであるようでどれでもない関係で、壊れやすい幸せを大事にして、いけるところまでいくとのこと。
美知留いわく「これからもずっと友達でいよう。できればずっと別れずにいよう。そして、例え何かがあって別れても、またいつか出会って、笑い合おう。my dear friends, you are my last friends」
最後に出てきた、シェアハウスの前で赤ちゃんの瑠美を抱きかかえた美知留を中心に瑠可、タケル、エリ、友彦が並んでいる写真は、みんなとても幸せそうでした。
次週は、『ラスト・フレンズ~アンコール特別編~』が放送されます。