- 2009年12月26日
玉木宏さんは、1月4日と5日、フジテレビ系列において放送された2夜連続ドラマスペシャル『のだめカンタービレ IN ヨーロッパ』に千秋真一 役で出演しました。
『のだめカンタービレ IN ヨーロッパ』は、2006年10月から12月に連続ドラマとして放送され好評を博した『のだめカンタービレ』の続編です。
『のだめカンタービレ』は、講談社の女性漫画誌「Kiss」で2001年から連載中の二ノ宮知子氏の同名漫画を原作とするテレビドラマです。
●あらすじと感想
【第1夜】
“のだめ”こと野田恵(上野樹里さん)はコンセルヴァトワールにピアノ留学するため、千秋真一(玉木宏さん)は世界の舞台で活躍するプロ指揮者を目指すために共にフランスに渡った。
のだめと千秋が住むことになったのは、千秋の母方である三善家が所有し、音楽学生に優先的に貸しているアパルトマン。
そこには、のだめと同じくコンセルヴァトワールの学生である派手好きで化粧の濃いロシア人ピアノ留学生・ターニャ(ベッキーさん)や、アニメオタクでのだめと一緒にコンセルヴァトワールの試験を受けた仲でもあるフランス人音楽学生・フランク(ウエンツ瑛士さん)が暮らしていた。
千秋は、4年に一度開催される、若手指揮者の登竜門であるプラティニ国際指揮コンクールに挑戦。
小柄ながらダイナミックな指揮を見せる日本人指揮者・片平元(石井正則さん)や、千秋が敬愛する指揮者セバスチャーノ・ヴィエラの弟子でフランスの若手指揮者ジャン・ドナデュウ(ジリ・ヴァンソン)ら強力なライバルたちに勝ち見事優勝。
高額の賞金と、名門オケとの演奏会、1年間のマネージメント・プロモーション契約の権利を獲得した。
千秋は正式に契約が済んでから指揮者ヴィエラに会おうと思っていた矢先、謎の男に襲われる…。
【第2夜】
謎の男は、ミルヒーことシュトレーゼマン(竹中直人さん)の秘書兼マネージャーであるエリーゼ(吉瀬美智子さん)の配下の者だった。
千秋は無理矢理事務所に連れ去られ、エリーゼにシュトレーゼマンと同じ事務所に入る契約を強引に結ばされる。
そして、シュトレーゼマンの3カ月に及ぶ世界ツアーである演奏旅行に付き添うよう命じられ出かけることになる。
一方、のだめは、同じコンセルヴァトワールの生徒であるオーボエ奏者・黒木(福士誠治さん)と再会。2人は同じようにフランスでの生活になじめずに悩んでいた。
シュトレーゼマンが急病で倒れたことにより、代役として日本公演で指揮者デビューを果たした千秋。
のだめは、そのステージで千秋と共演した中国人天才ピアニスト・孫ルイ(山田優さん)に対抗心を抱くが、のだめが出場した日本のコンクールの審査員を務め、フランス留学を勧めてくれた人物でもあるシャルル・オクレール(マヌエル・ドンセル)のレッスンで、「君はここに何しに来たの?」と言われてしまい、大きなショックを受け自信を喪失してしまう。
そんなある日、のだめはロアールで開かれるリサイタルで弾いてみないかとオクレールに誘われ、レッスンに励むことになる。
しかし、のだめは「何のために弾いているのか」という思いに心を支配され、闇から抜け出せずにいた。
そんな折、のだめは、オクレールのレッスンで、のだめ自身が作曲した「もじゃもじゃ組曲」を弾くことになる。「君がそうやって言いたいこといっぱいあるみたいに他の作曲家だって言いたいこといっぱいあるのに、君はその行為を本能的に感覚的にしか捉えない」とオクレールに言われる。
それからコンクールで弾いたシューベルトのソナタをもう一回弾いてみてくれと言われ、弾いていくうちに当時千秋に言われた言葉が思い浮かんでくる。 「楽譜と正面から向き合え!ほら見えてこないか? この曲の情景が…」
そして迎えたのだめの初リサイタルは成功。のだめの演奏を聴いて、黒木やフランクも勇気をもらう。のだめは「芸術は、人の目や耳に触れてまた育っていくもの」ということを学ぶ。「これからもっと色んなこと勉強します。またみんなに聴いてもらえるように、喜んでもらえるように。もっと練習して、いつか絶対ピアノコンチェルトで(千秋)先輩と同じ舞台に立ってみせます」とのだめは言う。そんな健気なのだめにキスをする千秋。
千秋のヨーロッパデビューも成功を収める。そして千秋とのだめは熱い抱擁を交わし、千秋はヨーロッパデビューと同時に変態の森へと足を踏み入れるのでした…。
のだめに出会ってからいいこと尽くし(?)の千秋。千秋とのだめの距離は、紆余曲折はあったものの急接近しました。
そして、それぞれが壁を乗り越えて成長を遂げました。更なる高みを目指す2人はこれからも成長し続けることでしょう。
各キャラクターの魅力が相変わらず素晴らしく、新キャラクターのターニャ、フランク、片平元、並木ゆうこ(山口紗弥加さん)たちも良かったです。
三木清良(水川あさみさん)と峰龍太郎(瑛太さん)の遠距離恋愛も一応順調のようですね。
R☆Sオケは、指揮者・松田幸久のもと本格始動していくようです。また続編が実現すればその辺も描かれることでしょう。
連続ドラマの劇中にも出てきたアニメ「プリごろ太 宇宙の友情大冒険」が再び登場!プリごろ太の作者・ハラヒロシ役が温水洋一さんなのも思わず笑ってしまいました。