- 2016年12月28日
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(STAR WARS: THE FORCE AWAKENS)は、『スター・ウォーズ』シリーズの実写映画本編の第7作品目で、レイを主人公とする続三部作(シークエル・トリロジー)の第1章に当たります。『スター・トレック』シリーズなどのJ・J・エイブラムスが監督を務めています。
デイジー・リドリーはレイ役で、ハリソン・フォードはハン・ソロ役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想(ネタバレ注意)
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。
エンドアの戦いの後、反乱同盟軍は新共和国を樹立。最後のジェダイであったルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)は、あることがきっかけで姿を消した。
銀河帝国の残党は“ファースト・オーダー”と呼ばれる組織を結成し、再び銀河に脅威をもたらしだした。事態を重く見たルークの双子の妹、レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)は独自の軍事組織“レジスタンス”を結成して将軍に就任。新共和国の支援の下、ファースト・オーダーに立ち向かうためにルークを探していた。
レジスタンス随一の名パイロットであるポー・ダメロン(オスカー・アイザック)は、特別任務にあたる。それは、ルークの所在が記載されている地図データを入手することだ。砂漠の惑星「ジャクー」で入手することができたポーだが、その矢先、同じく地図データを狙うファースト・オーダーに捕まってしまう。幸いその直前に地図は自分のドロイドのBB-8に託していた。その後BB-8は、ジャクーで一人家族を待つレイ(デイジー・リドリー)と出会って行動を共にする。
ファースト・オーダーに捕まったポーは、ストーム・トルーパーのフィン(ジョン・ボイエガ)の協力を得て一緒にTIEファイターで脱走することに成功する。ポーの捕獲作戦に参加したフィンは、ファースト・オーダーの現地の村人たちに対するあまりの残虐さに疑問を感じ、正しいことをしたいと考えたのだ。
地図データを持ったBB-8を回収するために再びジャクーに向かうポーとそれに同行するフィン。しかし、ファースト・オーダーの追っ手に墜落させられてしまう。ジャクーに不時着して機外に投げ出されたフィンは、ポーを探すものの見つけられず、機内からポーのジャケットを取り出したところで機体が地面に沈み始め、ついには爆発してしまう。
ジャクーをさまようフィンは、レイとBB-8に遭遇する。その直後、BB-8を捕らえようとするファースト・オーダーの追っ手に襲われ、レイとフィンとBB-8は、たまたま近くにあったオンボロの貨物宇宙船に乗り込んで逃走する。その乗り込んだ機体は、反乱同盟軍の英雄とも謳われたハン・ソロ(ハリソン・フォード)の愛機ミレニアム・ファルコン号だった…。
シリーズ過去作のストーリーと似ている点が多かったのは気になりましたが、善と悪のせめぎ合い、愛と喪失、家族の絆といったシリーズ共通のテーマがきちんと描かれていてよかったです。
レイとフィンをはじめ、ポー、カイロ・レン(アダム・ドライバー)といった登場人物も個性的でよかったです。BB-8も動きがキュートで印象的でした。それからなんと言ってもシリーズファンとしては、ソロとその相棒チューバッカ、レイア、C-3POとR2-D2、そしてルークの登場に胸が躍りました。特にソロとレイアの再会、会話のシーンは、シリーズ通しての関係性も相まってグッときました。ミレニアム・ファルコン号にも興奮しました。
今後、レイがどのような役割を果たしていくのか気になりますし、ルークとレンの関係がどうなっていくのかも興味深いです。
気の早い話ですが、2017年公開予定の次回作が今から待ち遠しいです。