映画『そして、バトンは渡された』は、瀬尾まいこさんによる同名小説を原作に実写映画化した作品です。『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などの前田哲監督がメガホンを取っています。
永野芽郁さんは主人公・森宮優子 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。以下ネタバレ注意です。
優子(永野芽郁さん)は、わけあって料理上手な義理の父親「森宮さん」こと森宮壮介(田中圭さん)と二人暮らし。卒業式でピアノ奏者を務めることになって猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなどの悩みを抱えています。
一方、泣き虫のみぃたん(稲垣来泉さん)は父・水戸秀平(大森南朋さん)が再婚し、梨花(石原さとみさん)という新しい母親との生活がスタートします。しかし秀平がブラジルで事業をすることを勝手に決めてきて梨花と大喧嘩。友達と離れることが嫌だったみぃたんは梨花と日本に残ることを選択しました。
そんな2つの物語が交錯していきます。卒業式のシーンがピアノの美しい旋律もあいまって感動的でした。そして張り巡らされた伏線が回収されていく終盤の展開も見事でした。
梨花の「笑っていれば、いろんなラッキーが転がり込むの」という言葉も印象的でした。