- 2009年7月9日
中山優馬さんは、TBS系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ぴんとこな』に澤山一弥 役で出演しています。
昨日は第5話が放送されました。
●あらすじと感想
歌舞伎の名門・木嶋屋の御曹司の河村恭之助(玉森裕太さん)は、純粋に歌舞伎を愛する千葉あやめ(川島海荷さん)と出会い、好きになっていく。しかし、あやめは、小学生の頃に出会った澤山一弥(中山優馬さん)のことが好きだった。一弥もまたあやめのことが好きで、彼女と約束した一番の歌舞伎役者になるために、死に物狂いで歌舞伎に人生を捧げている。
一弥と同じく養成所出身で轟屋の弟子である澤山梢平(松村北斗さん)から「一弥は轟屋の娘・澤山優奈(吉倉あおいさん)と関係を持ちながら、あやめにも手を出している」と聞かされた恭之助は激怒し、一弥を殴って「あやめは俺が守る!おまえなんかに絶対渡さないからな!」と宣言。
恭之助の気持ちとは裏腹に、あやめが誕生日に一弥から携帯電話をもらったことで、2人の仲は深まっていく。一方、優奈は、梢平を使って一弥とあやめを別れさせることを画策。一弥とあやめの待ち合わせ場所に偶然を装って梢平が現れ、一弥が優奈と付き合っていて、そのおかげで今まで主役をもらえていたことを暴露する。否定できない一弥に、愕然とするあやめ。一弥はあやめから別れを切り出されてしまう。
さらに追い討ちをかけるかのように一弥はあることを知って愕然とする。それは、一弥が劇場のこけら落とし公演「加茂堤」の若手選抜メンバーに選ばれたのは、一弥が澤山家に婿養子として入って名跡を継ぐことを前提に澤山咲五郎(榎木孝明さん)が根回ししたもので、実力で選ばれたわけではなかったのだ。
悲しみに沈むあやめに寄り添おうとする恭之助だが、彼女の心の中にはいまだ一弥が居座っていて、自分では救うことができないと悟る。「加茂堤」の公演の日、恭之助は一弥に「あやめに済まねぇって気持ちがちょっとでもあったら、今日の舞台、なにがなんでも成功させろ。じゃなきゃ、マジでおまえを許さねぇからな。悔しいけど、あやめの夢を叶えてやれるのは、おまえだけなんだ」と叱咤する。ところが、その公演中に一弥は号泣してしまうのだった…。
一番大切なものを失った上に、自分の思いあがりに気づいた一弥は、舞台の上であるにもかかわらず、絶望の涙を流してしまいました。一弥は歌舞伎役者を続けていけるのでしょうか。そして、あやめを思いやる恭之助は、どうするのでしょうか。今後の展開も気になります。
原作は、小学館の少女誌『Cheese!』で連載中の嶋木あこ氏の同名漫画です。400年続く日本の伝統芸能でもある歌舞伎界を舞台にした作品であり、タイトルの“ぴんとこな”は、歌舞伎用語で「男らしさと憎みきれない色気を併せ持つ二枚目の役柄」を意味するそうです。