ひるね姫

  • 2017年3月22日
  • 映画
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hirunehime

アニメーション映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズ、『009 RE:CYBORG』などの神山健治監督が手掛けています。
昨日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
岡山県倉敷市で自動車修理工場を営む父親・森川モモタロー(声:江口洋介さん)と二人暮らしをしているココネ(声:高畑充希さん)。何の取り得も無い平凡な女子高校生の彼女は、ついつい居眠りばかり。2020年、東京オリンピックの3日前。不思議なことに機械づくりの国・ハートランドの夢ばかり見るようになる。それはハートランドの姫・エンシェン(声:高畑充希さん)の冒険物語。王国を破壊しようとする“鬼”に対し、モノや機械に命を与える魔法を使えるエンシェンが、王国で働くエンジニア・ピーチ(声:江口洋介さん)と協力して倒そうと奮闘する話だ。
そんな中、突然父親・モモタローが警察に逮捕されて東京に連行される。ココネは父親が悪事を働いたとはどうしても思えなかったが、どうすればいいか分からず途方に暮れる。亡き母親からもらったぬいぐるみの中にはモモタローによってタブレットが隠されていた。それを狙う男たちがココネの前に現れる。一時はタブレットを奪われるココネだったが、幼馴染の大学生・佐渡モリオ(声:満島真之介さん)に協力してもらって取り戻すことに成功する。それから次々と浮かび上がる謎を追っていくうちに、ココネは最近自分が見ている夢にこそ事態を解決する鍵があると確信。夢と現実をまたいだ不思議な旅に出るのだった…。
ココネが父親を助けるために、現実世界と夢の世界を行き来しながら不思議な冒険を繰り広げます。冒険劇もさることながら、謎の男たちからの逃走劇、サスペンス要素もあって面白かったです。
モモタローが整備して最先端技術を搭載したサイドカー“ハーツ”、ココネが肌身離さず持ち歩く犬のぬいぐるみ“ジョイ”は、現実世界と夢の世界両方に出てきますが、どちらの世界でも重要な役割を果たしていて魅力的でした。
ラストでは、家族の秘密が明かされ、父と娘の絆も描かれていて心が温まりました。「心根ひとつで人は空も飛べる」という言葉も心に残りました。
エンドロールでは、物語の根幹とも言える、ココネの父と母の馴れ初めや挙式の様子などが映し出されます。劇場でご覧になる方はお見逃しのないようお気をつけください。