臨場 (第2シリーズ)

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横山秀夫さんの警察小説を内野聖陽さん主演でドラマ化した2009年春の連続ドラマ『臨場』の第2弾が、毎週水曜夜9時テレビ朝日系列にて放送されています。
今回のシリーズは、単行本には収録されていない新エピソードや、原作の世界観を踏まえたオリジナルストーリーを入れ込みながら物語が展開していくそうです。
一昨日は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
ある公園で、こめかみに銃痕がある赤羽第二交番勤務の警察官・谷本正博(螢雪次朗さん)の遺体が発見された。刑事部捜査一課管理官・立原真澄(高嶋政伸さん)たちは、状況から考えて他殺と判断していたが、刑事部鑑識課検視官・倉石義男(内野聖陽さん)は自殺と断定。その根拠は、銃を撃ったと思われる手から硝煙反応が出たこと、警棒を抜いた形跡がないことなどであった。拳銃がないことは一大事だが、倉石が気になったのは、警笛がないこと。現場で必死に探し回ったがとうとう見つからなかった。
谷本は、以前、鑑識課に所属し、倉石が尊敬する生真面目な先輩であった。10年前に妻を亡くし、娘・絵梨華(金澤美穂さん)の面倒を見るために、自ら地域課への異動を申し出た谷本。しかし、どうやら最近、親子関係はあまりうまくいっていなかったようである。谷本が進行性のガンで余命3ヶ月であったことが判明し、捜査本部はそれが自殺の動機であると判断。
そんな中、谷本の拳銃を使ったと思われる事件が発生するのだった…。

草木に話しかけたり、キュウリをかじりながら事件現場に現れたりする変わり者ですが、独特で鋭い検視眼を持ち、死者の声を“根こそぎ拾う”凄腕検視官である倉石が帰ってきました。
倉石の歯に衣着せぬ言動がもとで周囲との摩擦が絶えないのも相変わらずのようですが、表面的には衝突していても、前シリーズを観たせいか、なんとなく倉石と立原の間には信頼関係のようなものが感じられます。
ぶっきらぼうな倉石が時折見せる優しい心と眼差し、温かい言葉は胸に迫るものがあります。その背景には、やはり、前シリーズで描かれた、18年前に起きた通り魔事件で殺害された妻・雪絵(京野ことみさん)への想いがあるのでしょう。
第1話では谷本の拳銃を使った事件が解決されましたが、新たに見つかった遺体のすぐそばで、谷本の警笛が発見されました。第2話では、警笛の謎が明かされ、谷本の自殺の動機もはっきりするのでしょう。どのような人間模様が見えてくるのか興味深いです。