チャレンジド (小池里奈さん)

koikerina

小池里奈さんは、NHKで毎週土曜夜9時から放送されている土曜ドラマ『チャレンジド』に奥寺比夜 役で出演しています。
一昨日は第1回が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
塙啓一郎(佐々木蔵之介さん)は、教育に情熱を燃やす熱血中学教師だったが、難病で失明し、教師を辞めなければならなくなる。啓一郎はリハビリセンターで点字や白杖の使い方を必死に覚え、再び教壇に立つために働き口を探すが、都内の学校からはことごとく断られる。そんな中、妻・幸江(富田靖子さん)の恩師で、現在は静岡県で校長をしている花村聡吉(西郷輝彦さん)が、啓一郎の採用を決定してくれる。他の教師たちは採用に反対で、啓一郎に対して非協力的な態度をとる。しかも啓一郎が担任になったクラスには、パニック症候群に悩む奥寺比夜(小池里奈さん)がいて、そのことを知らない啓一郎によって強引に教室に招き入れられた比夜は、倒れてしまうのだった…。
英語で障害者のことを「チャレンジド(challenged)」と言い、神からチャレンジする使命を与えられた人という意味だそうです。
問題が山積みの啓一郎に対し冷たい同僚の教師たち。でも、啓一郎が意地とプライドを捨てて、素直に助けを求める言葉を発したことにより、周囲の態度も変わりました。頑張り過ぎて傷ついている啓一郎とパニック症候群に悩む比夜とを重ねて描いた点もよくできていると思いました。障害を持つ人もそうでない人も、誰しも人はひとりでは生きていけないということを改めて肝に銘じました。
印象的だったのは、ハンディキャップは個性ではなく、新しい力と表現していた点です。どんなことでも前向きに捉えれば、新しいものが見えてきて、なんらかの力になるかもしれません。人生にチャレンジしていく啓一郎が、生徒たちや同僚の教師たちと触れ合いながら、共に成長していく姿を見守りたいと思います。

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