セレブと貧乏太郎 最終回 (上地雄輔さん)

kamijiyusuke02

上地雄輔さんは、毎週火曜夜9時フジテレビ系列にて放送されていた連続ドラマ『セレブと貧乏太郎』に佐藤太郎 役で出演しました。
先週は最終回(第11話)が放送されました。
●あらすじと感想
突然、佐藤太郎(上地雄輔さん)の家に現れた美田園アリス(上戸彩さん)は、後藤田司(柏原崇さん)を罠にはめる作戦を発表する。それは、後藤田が欲しがっている伝説の宝・ウラジーミル・コレクションの偽オークションを開催して、後藤田に大金を振り込ませるというものだ。すでに後藤田のもとにオークションの話を持ちかけ招待状を送るなど、着々と作戦が進行していた。
商店街の仲間たちや“ラブ・アリス”の元社員たちの協力もあり、偽オークションの会場や偽の宝飾品の準備も整い、オークションが開催。セレブに扮した仲間たちが次々と値をつり上げて、最終的に後藤田に13兆円もの落札価格を提示させることに成功する。しかし、人を信用しない後藤田はアリスの作戦を見破っていたようだ。電話で部下にオークションの口座に金を振り込むよう指示していたのは嘘だった。しかし、アリスの作戦はさらに上をいっていた。後藤田の味方についていたと思われた安田幸子(国仲涼子さん)は、実はアリスの協力者でPCにも細工がされていたのだ。そのPCにパスワードを打ち込むと、後藤田の隠し財産が自動的に世界中の恵まれない子どもたちのための口座に振り込まれるようになっていた。
後藤田の失脚により商店街も元に戻ることになり、それを祝って、資格を持っている太郎が花火を打ち上げることになった。父と真紀子(若村麻由美さん)とロンドンでやり直すことが決まっていたアリス。太郎はそんなアリスに、ようやく自分の気持ちに気づいたと伝え、アリスのために最高の花火を打ち上げるから来てほしいと誘うが、アリスの反応は素っ気無かった。しかし、郡司康夫(風間杜夫さん)や大野緑(三浦理恵子さん)のおかげで、自分の太郎への想いを気づかされたアリスは、花火の打ち上げ現場へ急いで向かう。ところが、花火が暴発して、爆発に巻き込まれた太郎は行方不明となってしまう。アリスは呆然と現場に立ち尽くした。
後日、太郎の葬式が営まれ、安田啓一(山下真司さん)や郡司、幸子たちが太郎の遺影を前に、太郎の思い出を語る。そして、アリスもまた太郎との思い出を語り、人に感謝することの大切さを太郎に教えてもらったことなどを話す。さらに太郎が大好きだという今まで言えなかった想いを素直に口にして涙を流した。そんな中、太郎が元気な姿で帰ってくる。なんでも隣町まで吹き飛ばされていたのだと言う。大泣きしたアリスは大恥かいたも同然で怒ってしまう。
それからというもの、太郎は携帯の着信をアリスから拒否されて仲直りをしていなかった。以前、アリスとクリスマスを一緒に祝うという約束をしていたが、ついにクリスマスイヴが訪れてしまう。アリスは予定通りロンドンに行くらしい。商店街の仲間たちに本当の気持ちを問われた太郎は、自分の気持ちを再確認してアリスのもとへと急ぐ。一方、アパートを去ろうとしていたアリスもまた、訪れた幸子に、このまま行ってしまっていいのかと問われていた。
太郎がアリスのアパートに到着した時にはすでにアリスの姿はなかった。落ち込んで家路に着いた太郎と途中で合流した子どもたちを迎えたのは、サンタクロースの格好をしたアリスだった。その後、佐藤太郎の家には“ラブ・アリス”の元社員たちや商店街の仲間たちが集まり、にぎやかなクリスマスイヴを過ごす。仲間たちが帰って、2人きりになった太郎とアリス。太郎は改めてアリスに愛の告白をし、アリスは感謝の言葉を述べる。2人はようやく互いの気持ちを通い合わせた。
それから朝、アリスと太郎と子どもたちは、1つのたまごを分け合い、たまごかけご飯を美味しそうに食べるのだった…。
「目には目を、歯に歯を」とでも言いましょうか、不正な金とは言え、詐欺でそれを奪うという方法はどうかと思いましたが、当の後藤田が、罪悪感から解放されたからか、ほっとして気持ちが楽になったようなので、それはそれで良かったと思います。きっと、大切な人、信じられる人たちと一緒にいるから幸せという太郎の主張も後藤田の心に多少なりとも届いたのでしょう。
やっと伝わった幸子の太郎への想い。残念な結果に終わりましたが、これで幸子も吹っ切れて、新しい恋へと踏み出して行けることでしょう。
太郎とアリスの金銭感覚の違いは今後かなりの障壁になるような気がしますが、一応ハッピーエンドで良かったです。
火曜日の21時枠らしい、にぎやかなドラマでした。

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