冬のサクラ 最終回 (今井美樹さん)

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今井美樹さんは、TBS系列にて毎週日曜夜9時から放送されていた日曜劇場『冬のサクラ』に石川萌奈美 役で出演しました。
昨日は最終回拡大スペシャルが放送されました。
●導入部のあらすじと感想
石川萌奈美(今井美樹さん)の病気は進行して春を迎えるのは厳しい状態になる。稲葉祐(草なぎ剛さん)は萌奈美に生きる希望を持たせるために自分ができることを必死に模索する。
そんなある日、東京から萌奈美の義母・章子(江波杏子さん)と萌奈美の娘・琴音(森迫永依さん)が見舞いに訪れた。自分の息子・航一(高嶋政伸さん)がしてきたことを知った章子は、萌奈美に謝罪し、これからは出来る限りのことをすると言ってくれた。
一方、航一は、ヨリを戻そうと迫る白石理恵(白羽ゆりさん)に刺され、緊急手術を受けることになる。航一の血液型は日本に数十人しかいない特殊なもので、手術用の血液の確保すら危うかったが、職員のデータベースから祐の弟・肇(佐藤健さん)が同じ血液であることが判明し、肇は血液採取に応じる。肇の輸血のおかげで航一の手術は成功するのだった…。

劇的な奇跡は起こらず、静かに美しく桜の花のように萌奈美の命は散りました。
いつも他人のことばかり考えている祐を見てきたから、嫌いな航一に輸血できた肇。肇に命を救われて、誰かを怨み続けて生きても哀しいだけだと知り、求めるだけでなく許すのも夫婦だと諭された航一。死を目の前にして人は何のために生きるのかと苦悩する萌奈美に、「その人が居ることが誰かの幸せに繋がっている」すなわち、萌奈美が生きていることが祐の幸せに繋がっていると言って、最後の答えを萌奈美に与えた祐。私は基本的には人の死で感動を誘うような演出はあまり好きではないのですが、祐の無償の愛と言いましょうか、やわらかくて温かい眼差しや言葉、内に秘めた芯の強さに好感を持ちました。
萌奈美が亡くなってからようやく「愛してます」と口にする祐でしたが、その想いは萌奈美にすでに伝わっていたことでしょう。萌奈美も桜の写真の裏に「祐さん 私はあなたを愛しています」というメッセージを残していました。萌奈美が亡くなり喪失感を抱いていた祐でしたが、そのメッセージを見て、前を向いて歩き出しました。肇や航一、琴音、章子もそれぞれわだかまりがとけて希望を持って歩き出しました。
そういえば、航一の父親は肇たちと同じ山形出身らしく、なんだか航一と肇が異母兄弟であるかのような雰囲気を漂わせていましたが、その真相は明らかにされませんでした。肇が異父兄弟である祐に「俺の家族は兄ちゃんと母ちゃんだけだから。今までもこれからも」と言っていたように、それでいいのかもしれません。
祐は最後に「大丈夫。明日は味方だから。春は必ず来るから」と呟きます。いろいろありますが、私も希望の春が来ることを信じて、精一杯生きていこうと思いました。