ヤッターマン (深田恭子さん)

fukada-doronjo
深田恭子さんは、現在公開中の映画『ヤッターマン』にドロンジョ役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
いつものように戦いを繰り広げるヤッターマンとドロンボー一味。その日は、ドロンボー一味が戦いを有利に進めていたのだが、ドロンジョ(深田恭子さん)のミスにより、ドロンボー一味が乗り込む巨大メカ・ダイドコロンは自爆してしまう。
かろうじて勝利を収めたヤッターマン1号(櫻井翔さん)、ヤッターマン2号(福田沙紀さん)は、瓦礫の中から1人の少女・海江田翔子(岡本杏理さん)を見つける。どうやらドロンボー一味は、翔子が持っているドクロストーンを狙っていたようである。ドクロストーンは、4つ揃うと願いが叶うといわれる伝説の石だ。翔子の父である考古学者・海江田博士(阿部サダヲさん)もドクロストーンを集めていて、発見したドクロストーンの1つを翔子に託したまま行方不明になってしまっていたのだ。
世界では、様々な場所から大事な物が次々と消えていくという異変が起き始めていた。この異変にはドクロストーンが関係していて、すべてのドクロストーンが集まると、時間の流れが狂い、地球そのものが消えてしまうかもしれないらしい。その危機を知ったヤッターマンは、ドロンボー一味の親玉で泥棒の神様と名乗るドクロベエの計画を阻止するために、翔子とともに海江田博士を探しにヤッターワンで旅立つのだった…。

本作は、タツノコプロ原作のアニメ作品『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』の実写映画化作品です。
原作アニメ同様、ヤッターワンをはじめヤッターキング、ビックリドッキリメカ、おだてブタなどユニークなメカたちが登場し、ヤッターマンやドロンボー一味の衣装と同じく、原作の味をいかしつつスタイリッシュなデザインになっていました。
原作ファンの私としては、ボヤッキー(生瀬勝久さん)の「ポチッとな」やドロンジョ様の「やっておしまい!」等のセリフ、そしてヤッターマンの勝利のポーズ等々も見事に再現されていて、感動すら覚えました。また、劇中では、オリジナル版と同じ山本正之さんが新アレンジで再レコーディングした「ヤッターマンの歌 2009」やザ・クロマニヨンズによる「ヤッターキング 2009」の曲が流れたり、ドロンジョ様、ボヤッキー、トンズラー(ケンドーコバヤシさん)が振り付けをつけて「天才ドロンボー 実写版」を歌うシーンがあるなど、全体を通して、三池崇史監督や製作陣の原作アニメに対する愛を感じました。エンディング後に凝った次回予告があるのもそれを象徴していると言えるでしょう。ドロンボー一味がインチキ商売で開いた寿司屋に、客として小原乃梨子さん(アニメ版ドロンジョの声優)、たてかべ和也さん(アニメ版トンズラーの声優)、笹川ひろしさん(アニメ版総監督)が登場したのも嬉しいサプライズでした。
物語は、ドクロストーンの争奪戦をベースにして、ドロンジョ様がヤッターマン1号に対して恋心を抱くという話も織り込まれています。それに対して驚かれた方もいらっしゃったようですが、原作アニメにもそういったシーンはありました。
基本的には原作アニメ同様、子ども向けの単純明快なお話ですが、いわゆる下ネタや大人向けのギャグも入っていて、その辺は好みが分かれるところかもしれません。
個人的に残念だったのは、展開上やむを得なかったとは思いますが、クライマックスのバトルシーンのテンポが悪く、肝心なヤッターマンのキャラを活かしきれていないように感じた点です。ただ、その分ドロンジョ様が活躍していたので、それはそれで良かったと思います。
総合的な感想としては、“ヤッターマン”らしさの出ている面白い映画だと思いました。