勇者ヨシヒコと魔王の城 (宅麻伸さん)

takumashin

宅麻伸さんは、テレビ東京系列にて毎週金曜深夜の「ドラマ24」枠において放送されている連続ドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』にダンジョー役で出演しています。
先日は第9話が放送されました(地域によって放送日が異なります)。
●導入部のあらすじと感想
羽衣、靴、兜、盾、鎧と揃えて、戦う装備がすべて整ったかに見えたヨシヒコ(山田孝之さん)、ダンジョー(宅麻伸さん)、ムラサキ(木南晴夏さん)、メレブ(ムロツヨシさん)だったが、最後にまだ大事な装備が残っていた。それは“命の指輪”だった。例のごとく仏(佐藤二朗さん)のぼやっとしたお告げで妖精の村を目指すヨシヒコ達は、偶然出会った妖精のアタとフタに導いてもらい、妖精の城の女神・ポロン(原史奈さん)のもとへたどり着く。
しかし、ポロンが言うには、命の指輪は不老不死を追い求める悪魔神官に盗まれてしまったとのこと。しかも悪魔神官は周りの人間と動物を合体させることにより、より強い生物を作り出し、それらに自分を守らせているらしい。悪魔神官を倒すべく、山のほこらに向かうヨシヒコ達の前に、次々とへんてこな刺客が現れるのだった…。
恒例とも言える冒頭に盗賊が登場するシーン。今回は、大衆演劇の剣劇スターを気取って芝居がかった口調で話し、余計な舞をする面倒な盗賊(橋本じゅんさん)でした。ダンジョーがヨシヒコから“いざないの剣”を借りて難なく成敗。ダンジョーの見得と、盗賊が引き連れていたファンたちがあっさりダンジョーに鞍替えしてしまうのも面白かったのですが、その後にダンジョーが「(ファンたちを)連れて行ってもいいかな?」と質問して、ヨシヒコが「嫌です」と即答していたのがさらに面白かったです。
本編に登場した刺客は、ケンタウロス男(綾野剛さん)、牛の角男(加藤晴彦さん)、牛の乳男(岡田義徳さん)、テングザル男(磯野慎吾さん)などで、人間と動物のミックスをしくじったとしか思えない撃沈ぶりが面白かったです。
メレブが今回手に入れた呪文は“チョヒャド”です。1回だとカーディガンを羽織りたくなる程度にうっすら肌寒くなる呪文で、5回で厚手のトレーナー、10回でダウンジャケット、100回かけるとシロクマなどにならない限り耐えられない寒さになるそうです。ムラサキが突っ込んでいた通り、ダメージを与えられる寒さにするには何度も重ねがけしなければならないのが難点。それに比べ、今回ムラサキが習得した“ふしぎな踊り”は、クネクネした踊りで魔法使いから魔法の力を吸い取ることができるので、第6話で習得した“大きな目”(相手の動きを一瞬制止することができる)との合わせ技で、効果はなかなかのものでした。
最後に一騒動あったものの無事命の指輪を手に入れたヨシヒコ達。仏のお告げによると、次は魔王の城へ渡るための“魔法のじゅうたん”を手に入れる必要があるとのことです。

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