○○妻 最終回 (東山紀之さん)

higashiyama03
東山紀之さんは、日本テレビ系列の毎週水曜夜10時枠にて放送されていた連続ドラマ『○○妻』(まるまるづま)に久保田正純 役で出演しました。
一昨日は最終回(第10話)が放送されました。
●あらすじと感想
契約妻だったひかり(柴咲コウさん)は、久保田正純(東山紀之さん)にプロポーズされて、ついに正式に結婚しました。以前の豪華なマンションとは打って変わって狭い部屋での新生活ですが、正純は表向きはすっきりした様子です。
そんな中、正純の母・仁美(岩本多代さん)は、自分が亡き夫・作太郎(平泉成さん)のことを愛することができなかったせいで子どもたちが作太郎から虐待を受けてきたことを負い目に感じて様子が変です。挙句の果てには「死にたい」とまで言い出し、正純たちは対応に困り果てました。そこで、ひかりが真っ向から仁美に語りかけます。自身も10代の頃に育児放棄で子どもを死なせてしまったという過去を持つひかりは、自分と重ね合わせ、逃げても罪は追いかけてくるから立ち止まって振り返って立ち向かわなければならないと諭します。そして、2人で荷物を持てば少しは軽くなるから、それだけでもさせてほしいと頭を下げてお願いしました。すると正純と正純の姉・美登利(渡辺真起子さん)、実結(奥貫薫さん)も、家族なんだから自分たちにもその荷物を持たせてほしいと提案。仁美は涙を流して喜びました。かくして、ひかりは再び家族の一員として迎えられました。正純は美登利から、ひかりのためにきちんと結婚式を挙げるよう命令されました。
結婚式の前日、ひかりの母・千春(黒木瞳さん)もドレス選びに同席して祝福してくれました。その帰り道、ひかりと正純は、ガラの悪い高校生たちがバットで小学生を脅したりして、騒いで周囲に迷惑をかけているのを見かけます。正純が注意をしたところ、高校生たちはニュースキャスターの正純であることに気づき、絡んで暴力を振るってきました。ひかりが正純を守ろうと必死に抵抗して一時は追い払ったものの、高校生の一人が引き返して正純に向かって跳び蹴りをしてきました。正純は土手の階段から転落しそうになり、ひかりが助けようとして一緒に転げ落ちました。正純は軽傷だったものの、ひかりが頭を強く打って意識不明の重体になってしまいました。
正純とひかりが襲われた事件は報道されて世間の注目を集めることとなりました。マスコミが押しかける中、番組プロデューサーの板垣雅己(城田優さん)も正純を訪ねてきます。板垣は正純に、「ニュースライフ」に出演して、事件の経緯やこんな事件を起こす今の社会に対して言いたいことを洗いざらい話してほしいと頼みます。視聴率を取りたいということもあるが、ひかりにお礼がしたいのだと言う板垣。実は正純に内緒でひかりは、板垣にもう一度正純と一緒に仕事をしてほしいと頼みに行っていました。その際ひかりは、板垣の奥さんが娘を連れて家を出ていってしまったことを聞いて、その後にわざわざその奥さんのもとを訪れて家に戻るよう説得してくれたようです。それを奥さんから知らされた板垣は、ひかりの頼みを聞いてお礼がしたいと考えたのです。
正純は「ニュースライフ」に出演することにしました。番組が始まり、ひかりはまるで正純が出演するのを知っていたかのように目を覚ましました。その知らせを千春から聞いた正純はすぐさま病院に戻ろうとしますが、それをひかりが制止します。ひかりは電話口で「あなたをずっと見てますから」と声を振り絞るようにして言ったのです。正純は覚悟を決めて出演し、事件の経緯を話して、テレビ的にNGとされていたひかりの10代の頃の事件についても言及しました。妻・ひかりが自分の犯した罪が世間にバレて正純の将来を傷つけるような事態にならないために自ら契約結婚を提案したこと、ひかりが正純に対して献身的に支えてきてくれたこと、そして正純にとってひかりがかけがえのない存在であることを話しました。続けて自分たちを襲った高校生ひいてはみんなに向けて、想像力の大切さを訴え、そのためにはたくさんの人の生き方を知ってその素晴らしさに感動し、たくさんの人を愛すことが必要なんだと説明しました。何事も他人事と考えず、諦めず、自分が変われば周りの世界もきっと変わると信じ、何かしら行動を起こすことの重要性を語り、人間のすることで他の動物にできないことは、笑うことと祈ることの2つであると紹介し、それは妻が6年間私のためにしてくれたことでもあると明かして、ひかりに感謝の言葉を述べました。
その後、正純が急いでひかりに会いに病院に駆けつけますが、ひかりは番組が終わるのを見計らったように息を引き取っていました。ひかりが残した最後の手紙には「やっぱりスーツはあたしが選んであげないとダメね。」と番組の感想が書いてありました。正純はその場で泣き崩れました。
それからというもの抜け殻のようになってしまった正純は、ひかりに初めてプロポーズした場所であるボート乗り場に座り込んでいました。千春はそんな正純にリンゴを差し出して、ひかりが最後の手紙を書きながら「私と同じように正純さんを必要としている人は世界にたくさんいる。だから正純さんは生きなきゃダメ。光を浴び続けなきゃダメ」と言っていたことを話します。それでも正純は反応を示しません。そんな中、そばでボートを漕ぐ親子の童謡「森のくまさん」を歌う声が聞こえてきました。それはひかりがいつも口ずさんでいた思い出の曲です。千春は声を上げて泣き出してしまいました。それを見た正純は千春の心の痛みにようやく気づき、謝罪してリンゴを受け取って「行きましょう。いつまでもメソメソしてたら、ひかりに怒られるから」と言って立ち上がりました。それからウエディングドレス姿のひかりの写真に向かって「ひかり、俺たちは生きて行く。見ててくれるよな?」と語りかけたところで物語の幕は閉じました。
ハッピーエンドじゃなかったのは残念ですが、正純が立ち直ったようでよかったです。「ニュースライフ」の番組中、保守的だった板垣が、上司の反対を押し切って正純のスピーチを続けさせたところがいつになくカッコ良かったです。

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