- 2011年7月6日
濱田岳さんは、毎週月曜深夜にTBS系列のドラマNEO枠にて放送されている連続ドラマ『終電バイバイ』において主演を務めています。
先日は第3夜「南千住駅」が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
正太(濱田岳さん)は、大学時代からずっと好きだった明美(新井恵理那さん)の結婚式に参加した帰りに大学時代の友人と酒を飲んでいる内に終電を逃す。
正太が想いを引きずりながら南千住駅近辺を歩いてると、宿を探しているフランス人・ソフィー(Noemie)とジョエル(Matthieu)が現れる。
正太は片言の英語で対応し、2人を宿泊場所へ案内する。ついでに自分も泊まっていこうと部屋に入った正太のところに、ソフィーがやって来る。どうやらガイドブックに載っている名所を案内してほしいようだ。
そんな矢先、ソフィーは喧嘩っ早いジョエルに愛想を尽かして宿を飛び出してしまう。そこで正太はソフィーの後を追い、スマートフォンを辞書代わりに夜の南千住界隈を案内することになるのだった…。
本作は、主人公がとある駅でもし終電を逃してしまったらどのようにして始発まで時間を潰すのかを軸に、主人公やそこに関わる人物も設定も毎回変わるオムニバスストーリーで物語が展開していきます。
全話通して濱田岳さんが主演を務め、案内人として東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さんが登場します。
終電を逃した駅、その周辺の街、街で出会う人々によって主人公が一夜に体験するちょっとした“冒険”が描かれ、そんな短い間にも主人公が成長するところが興味深いです。
演出には、映画『SP』シリーズでメガホンを取った波多野貴文さん、ドラマ『スープカレー』、『鈴木先生』など印象深い作品を手がけた橋本光二郎さんなど、注目の監督が名を連ねています。脚本は、『生むと生まれる それからのこと』(NHK-BSプレミアム)で「第30回向田邦子賞」を受賞した岩井秀人さん、「第81回アカデミー賞 短編アニメ賞」「アヌシー国際アニメーション映画祭 アヌシー・クリスタル賞(最高賞)」などを受賞した短編アニメーション映画『つみきのいえ』の脚本を担当した平田研也さんなど、注目を集める作家が担当しています。
深夜放送枠ながら侮れない作品になっていると思いました。