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映画『シン・ウルトラマン』は、1966年に放送された特撮テレビドラマ『ウルトラマン』を現在の時代に置き換えたいわゆるリブート映画です。『シン・ゴジラ』などの庵野秀明さんが企画・脚本、樋口真嗣さんが監督を務めています。
先月、劇場に観に行きました。以下ネタバレ注意です。
巨大不明生物「禍威獣」が次々と出現して未曾有の危機に陥った日本。禍威獣を倒すため、政府は民間や各省庁からエキスパートを選抜し、「禍威獣特設対策室」通称「禍特対(カトクタイ)」を設立します。班長・田村君男(西島秀俊さん)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工さん)、非粒子物理学者・滝明久(有岡大貴さん)、汎用生物学者・船縁由美(早見あかりさん)たちが自衛隊等と協力して任務に当たります。しかし通常兵器での応戦では対応しきれなくなっていました。そんな中、空から突如飛来した銀色の巨人が禍威獣を撃破。禍特対には、謎の巨人対策のために分析官・浅見弘子(長澤まさみさん)が新たに配属され、神永とバディを組むことになります。そんな浅見による報告書に書かれていた巨人の名前は、「ウルトラマン(仮称)」でした…。
ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)のオマージュが炸裂していて凄かったです。
物語としては初代ウルトラマンの人気エピソードを組み合わせた構成になっていました。ドラマ数話分の内容が2時間弱の映画に凝縮されている印象です。話を詰め込みすぎて人物描写の方が若干淡々としているように感じられましたが、怒涛の展開で見応えありました。
序盤の凶暴な禍威獣の登場も興奮しましたが、作品の本題は知的な外星人が登場するところでしょう。未知の脅威に右往左往する日本政府や、それを軍事利用しようとする国際社会を風刺する要素も面白かったです。
来年は庵野秀明さんが監督・脚本を務める映画『シン・仮面ライダー』が公開予定です。今からとても楽しみです。

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