謎解きはディナーのあとで 最終回

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フジテレビ系列にて毎週火曜夜9時から放送されていた連続ドラマ『謎解きはディナーのあとで』が昨日、最終回(第10話)を迎えました。
●導入部のあらすじと感想
剣持留美(上原美佐さん)殺害事件の背後に見え隠れしていた執事の影山(櫻井翔さん)が、ナイフを手にして今度は殺された宮地沙織(三浦理恵子さん)のそばにたたずんでいた。宝生麗子(北川景子さん)は、そのタイミングもあいまって、影山の犯行を疑って問い詰める。それに対し影山はこんなシリアスな状況下においてまで「お嬢様はドアホウでございますか?」と毒舌で対応。頭にきた麗子は「クビ」と「タイホ」を連呼して、殺人の現行犯の容疑で逮捕すると言う。影山は順序だてて自分が犯人ではないことを説明。ところが、そこへ現れた風祭京一郎警部(椎名桔平さん)は、千載一遇のチャンスと考え、影山を殺人容疑で逮捕して警察署に連行してしまう。
取調室で風祭が影山に訊きたかったのは、事件に関することではなかった。実は、お嬢様としての姿の麗子を香港出身の令嬢・ホウ・ショウレイだと思い込み、自分の部下・麗子だとは気付かずに惚れた風祭は、ショウレイと影山の関係が気になっていたのだ。風祭から執拗にショウレイの情報を提供するよう迫られるが、影山は頑なに口をつぐんで黙秘を宣言。その結果、留置場に入れられてしまう。
留置場の水を紅茶に見立ててティータイムを楽しむ影山のもとに、麗子の父・清太郎(高橋英樹さん)がやって来る。麗子から連絡を受けたという清太郎は、宝生グループの力で影山の釈放を手配したことを報告。そして、決して麗子本人に知られてはならない重大なる秘密があると言い、その隠し事を伝えるのだった…。
当然のことながら影山は犯人ではありませんでした。1つ目の殺人事件で影山が推理した犯人自体は合っていましたが、そこに至る推理の過程が間違っていました。そのことに気がついた影山は、今回の事件のすべての真相にたどり着きました。父と娘の絆が絡んでくるあたりはよくできていると思いました。
ところで、麗子に関する秘密とは、“麗子がサンタクロースの存在をいまだに信じている”ということでした。わがままで天真爛漫そして純粋な麗子が個人的に好きなので、このオチには納得です。風祭のミラクルもあったことですし、細かいことは気にせず楽しませてもらいました。