- 2009年12月7日
松下奈緒さんは、毎週火曜のNHK・ドラマ10枠にて放送されている連続ドラマ『胡桃の部屋』に三田村桃子 役で出演しています。
昨日は第1回「父の失踪」が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
舞台は1980年頃の東京。三田村桃子(松下奈緒さん)は5人家族の次女で、平凡に幸せに暮らしていたが、ある日突然、リストラに遭った父・忠(蟹江敬三さん)が失踪してしまう。
桃子は母・綾乃(竹下景子さん)や喫茶店でアルバイトをしている妹・陽子(臼田あさ美さん)、大学生の弟・研太郎(瀬戸康史さん)をひたむきに支えようと奮闘する。
そんな折、桃子は、忠の部下だった都築実(原田泰造さん)から、忠がおでん屋を営む女性・恩田節子(西田尚美さん)の家に身を寄せていることを聞く。そっとしておくように説得される桃子だが、とにかく忠の安否を確かめようと都築とともにそのアパートへ向かうのだった…。
本作は、没後30年にあたる向田邦子さんの短編小説をドラマ化したものです。すでに過去2回テレビドラマ化されています。ちなみに原作では4人家族で桃子が長女となっており、本作でエリート商社マンと結婚した長女・咲良(井川遥さん)は存在しません。
父親の失踪を機に、それぞれ悩みを抱える家族の姿を、次女・桃子の視点で描いていくようです。桃子が崩壊寸前の家族をどのようにまとめ、盛り上げていくのかが見どころとなるのでしょう。一筋縄ではいかない男女の関係、家族の絆を、ユーモアを交えつつも辛口で、それでいていい意味で淡々と描いていくようなので楽しみです。家族の大切さ、幸せとは何かといったことも考えさせてくれそうです。