遺産相続弁護士 柿崎真一 (三上博史さん)

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三上博史さんは、日本テレビ系列の毎週木曜深夜の「木曜ドラマ」枠にて放送されている連続ドラマ『遺産相続弁護士 柿崎真一』に主人公・柿崎真一 役で出演しています。
一昨日は第1話が放送されました。
●あらすじと感想
ある日、遺産相続専門の弁護士・柿崎真一(三上博史さん)は、資産家の夫を亡くした立花淳子(奥菜恵さん)から、遺産3億円の相続について相談される。実は淳子は、資産家・山岸秀雄(螢雪次朗さん)が通っていたクラブのママで、山岸が亡くなる6時間前に入籍したのだ。淳子は、何と言われても法律上は自分が秀彦の正妻だから、遺産の3億円のうち半分の1億5千万円を受け取る権利があるはずだと主張。それに対して山岸の娘・倫子(紫吹淳さん)は、父親はもうろうとする意識の中で無理矢理婚姻届を書かされたから無効だと反論する。柿崎の下で働く新米弁護士・丸井華(森川葵さん)は、どう考えても遺産目的だからこの案件は受けるべきではないと柿崎に進言。しかし柿崎は、早々とその依頼を引き受けてしまうのだった…。
倫子の言い分を覆すには、山岸に結婚する意思があったことを立証するしかないということで、柿崎と華は調査を開始。山岸のいた高級老人ホームや淳子の店であるクラブ『泥棒猫』で話を聞いたところ、淳子は金目当てで山岸に近づいたとか淳子に3千万円の借金があるなど、淳子側が不利になるネタばっかりでした。
そこで華は見切りをつけ、柿崎には内緒で再び倫子と接触。自分が淳子に遺産相続を放棄させるので、その暁には報酬をいただきたいと交渉し、了承を得ました。それから華は週刊誌に淳子の疑惑の6時間妻ネタをリーク。世間に“稀代の悪女”の印象を植え付けて淳子に遺産相続を諦めさせるためです。
一方、柿崎もテレビ局に同じネタをリークしていました。淳子の本心を引き出すためです。淳子は遺産が目的で結婚したわけではありませんでした。淳子が欲しかったのは、山岸の愛の証だったのです。柿崎の段取りによってマスコミでそのことを告白した淳子は、遺産相続を放棄することも発表しました。
さらに柿崎は、山岸の淳子に対する想いを受け取ることにも成功。山岸の望遠鏡、入れ歯等からヒントを得て、山岸が七夕の日に淳子に渡すつもりだったものを突き止めました。1つは、山岸が自分の愛の証として手続きしていたスターネーミングギフト、そしてもう1つは、淳子の愛を疑って試すつもりで淳子から借りた3千万円を元手にFXで稼いだ3億円でした。入れ歯が入っていた箱の中にスターネーミングギフトのカードと、3億円が預けてある貸金庫の鍵が一緒に入っていました。柿崎の機転で倫子から入れ歯の遺贈の許可をもらったので、淳子はそれを受け取る権利があるのです。淳子は「愛はお金じゃ計れない」としながらも、愛を感じながら胸を張って受け取りました。思い起こせば、淳子は最初に「愛は時間じゃ計れない」と言っていましたが、それも本心だったというわけですね。
柿崎は淳子から報酬6千万円を受け取りましたが、闇金会社社長・河原井正(豊原功輔さん)にほとんど持っていかれてしまいました。柿崎には膨大な借金があり、その返済のためです。柿崎のガールフレンドで大人の関係にある水谷美樹(酒井若菜さん)も驚いていましたが、利子だけで6千万円とは、一体どんだけ借金があるのでしょうか。華も倫子から報酬3百万円を受け取っていましたが、河原井に弱みを握られていて口止め料として持っていかれてしまいました。
柿崎は、やっていることは型破りでグレーながらも、意外な形で決着に導き、故人の想いを遺された人たちへ届けていくようです。お金のためならボスの柿崎をも平気で裏切る華をはじめ、彼を取り巻く登場人物も実に個性的で面白いです。今後の展開も楽しみです。

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