花のち晴れ 最終回 (平野紫耀さん)

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King & Princeの平野紫耀さんは、TBS系列の毎週火曜夜10時枠にて放送されていた火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』に神楽木晴 役で出演しました。
一昨日は最終回(第11話)が放送されました。
●あらすじと感想(ネタバレ注意)
江戸川音(杉咲花さん)への気持ちを断ち切れない神楽木晴(平野紫耀さん)は、父・巌(滝藤賢一さん)の提案で、音の婚約者で桃乃園学院の生徒会長である馳天馬(中川大志さん)と柔道・弓道・剣道の武道三番勝負をすることになりました。それは、英徳学園と桃乃園の戦いであると同時に、音をめぐる“愛とプライド”を賭けた戦いでもあります。
1日目の柔道で晴は天馬に背負い投げ1本で秒殺され、しかも右手首を負傷してしまいました。2日目の弓道の勝負の前に、天馬は音を襲撃した英徳狩りの首謀者が自身の友人である近衛仁(嘉島陸さん)だと知ってショックを受けます。その影響で弓道は散々な結果に。一方、晴は右手首の負傷で余計な力が入らなかったおかげか好成績を収め、天馬に勝利しました。
そして迎えた最後の3日目の剣道。晴には“F4”の西門総二郎(松田翔太さん)から手ほどきを受けた秘策がありました。それは面打ちを得意とする天馬に対して“抜き胴”を決めることです。しかし“ヘタレ男子”である晴は失敗。万事休すかと思われましたが、第1話での不良相手の喧嘩の際の“ラッキーパンチ”のように、運を味方につけ“突き”を決めて勝利しました。
晴と天馬による“恋の決闘”も晴に軍配が上がりました。音の本当の気持ちを察した天馬が自ら別れを告げて身を引いたのです。天馬が音に言った「音を変えたのは僕じゃなくて、神楽木だった」という言葉が印象的でした。それにしても本当に天馬は気の毒でした。天馬の継母・利恵(高岡早紀さん)が言うように、負けを知った天馬はもっと(人間的に)強くなるのでしょう。それがせめてもの救いです。
自分の気持ちに素直になれない音を真剣に叱ってくれるバイト先の先輩・紺野亜里沙(木南晴夏さん)、晴を正々堂々と応援するためにと自ら身を引くメグリンこと西留めぐみ(飯豊まりえさん)、誰に対しても相手の本当の気持ちを1番に大切し、音を送り出した天馬をタコパに誘って失恋の先輩としてアドバイスを囁く真矢愛莉(今田美桜さん)など、音や晴を取り巻く人たちもいい味を出していました。
ラストでは、音と晴のモノローグが交錯し、2人の今後が妄想として描かれ、そして実際に会うところまでいかずに終わりを迎えました。なんだか中途半端な終わり方に感じましたが、続編を意識しての演出でしょうか。なにはともあれ音と晴が“自分らしく生きる”方向に進めたようでよかったです。