3D彼女 リアルガール (中条あやみさん)

nakajoayami
映画『3D彼女 リアルガール』は、那波マオさんによる漫画『3D彼女』を実写映画化した作品です。『あさひなぐ』などの英勉監督がメガホンを取っています。
中条あやみさんは五十嵐色葉 役で出演しています。
先月、試写会で鑑賞しました。今週末14日から全国公開されます。
●導入部のあらすじと感想(ネタバレ注意)
アニメなど2次元をこよなく愛する高校3年生の筒井光(佐野勇斗さん)は、趣味を共有する伊東悠人(ゆうたろうさん)を除いて、異性や他人と関わることを苦手としていた。
ある日、筒井は、同級生の高梨ミツヤ(清水尋也さん)から押し付けられてプール掃除をするはめになる。男グセが悪いと噂される学校一の美少女・五十嵐色葉(中条あやみさん)も遅刻した罰としてプール掃除を課せられていて、筒井と色葉は2人きりでプール掃除をすることになった。色葉にとっては何気ない会話のつもりだったが、いわゆるコミュ障の筒井は心を乱され、色葉に対してきつく口答えしてしまう。そのことを友人の伊東に相談したところ、謝るべきだと言われ、筒井は色葉のもとに向かう。しかし、色葉に話しかける勇気が出ず、ストーカーのように後をつける状態になる。そんな中、書店で色葉が万引き犯に間違われる騒動が起こる。色葉のことをずっと見ていた筒井は、勇気をふりしぼって書店員に色葉のアリバイを詳細に説明して無実を訴える。筒井が店員からストーカー犯扱いされる事態にはなったが、色葉に対する万引き犯の疑いは晴れた。
翌日、筒井のクラスに色葉が現れ、筒井は色葉から交際を申し込まれるのだった…。

最初は“新手のいじめ”だと考えて仕方なく交際をスタートする筒井でしたが、色葉の提示する彼氏の条件に応えようと努力するうちに、自分のことを色眼鏡で見ずに向き合ってくれる色葉を本気で好きになります。そして筒井の良き理解者・伊東以外にも、筒井の恋愛インストラクター的存在となる石野ありさ(恒松祐里さん)やアニメの話で筒井と意気投合する綾戸純恵(上白石萌歌さん)、色葉に想いを寄せているため筒井を敵対視している高梨たちとも交友関係を構築するなど、人間的にも成長していきます。そんな筒井、色葉、伊東、綾戸、石野、高梨たちの関係性がまさに“青春”という感じでよかったです。特にキャンプのシーンが印象的でした。色葉はある秘密を抱えているのですが、それが判明して展開されるその先の物語でも6人の友情は健在で素晴らしかったです。
約200人のエキストラが参加したというハロウィーンのシーンも壮観でした。また、筒井の大好きなアニメのヒロインである魔法少女 えぞみち(声:神田沙也加さん)が、時に(筒井の妄想上で)現実世界に飛び出し、筒井に毒づいたり悪魔的なささやきをするシーンも印象的でした。後半に、えぞみちの魔法によって筒井の周りの床や壁、天井に絵が浮かび上がって、2次元と3次元が融合していくような描写があってとても美しかったです。
筒井と色葉を取り巻く登場人物も個性的で物語に彩りを添えていました。いわゆるオタクな息子のことを心配する筒井の父・充(竹内力さん)や母・紀江(濱田マリさん)、色葉の主治医で公私問わず色葉のことを気にかける間淵慎吾(三浦貴大さん)たちもいい味を出していました。
現実の世界では、“リセット”できないけど、“リスタート”はできるというメッセージも心に響きました。