カイジ (藤原竜也さん)

fujiwara
藤原竜也さんは、現在公開中の映画『カイジ 人生逆転ゲーム』に伊藤カイジ 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
自堕落な日々を過ごしていた26歳のフリーター・伊藤カイジ(藤原竜也さん)のもとに、ある日、金融会社社長・遠藤凛子(天海祐希さん)が、借金の取り立てにやって来る。軽い気持ちでバイト仲間の借金の保証人になっていたカイジは、30万円から利息が積もりに積もって202万円にまで膨らんでいる借金を背負うはめになる。そんな蓄えがあるはずもないカイジは、遠藤の怪しい誘いに乗ってしまう。それは、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」(フランス語で希望を意味する)に乗り込むことだ。そのギャンブルのイベントを主催するのは、消費者金融を主体とする日本最大規模のコンツェルン「帝愛グループ」。カイジを含む参加者はそこで過酷なゲームを突きつけられる。ゲームに勝てば借金は帳消しとなり無事生還となるが、負ければ地獄が待っている。カイジは、人生を逆転するための戦いに挑むのだった…。

原作は、「週刊ヤングマガジン」で連載された福本伸行さんの漫画作品『賭博黙示録カイジ』です。続編として『賭博破戒録カイジ』、『賭博堕天録カイジ』が同誌に連載され、現在は『賭博堕天録カイジ 和也編』が連載中です。
映画で登場したゲームは、恐怖の選択が迫られる「限定ジャンケン」、度胸が試される悪魔のナイトショー「電流鉄骨渡り」、究極の心理戦「Eカード」の3つでした。カイジは幾度となく煮え湯を飲まされながらも、土壇場でのひらめきと思考を駆使して、自らの運命を切りひらくために、命を懸けた戦いに挑んでいきます。
カイジを過酷なゲームに送り込んだ遠藤は原作では男性ですが、天海祐希さん演じる女性の遠藤も凄みがあって見事にはまっていました。カイジたち負け組に人生の厳しさを叩き込む帝愛グループの幹部・利根川幸雄も、香川照之さんが熱演していて、特に最後の利根川とカイジの対決シーンはハラハラドキドキしました。
そして、何と言っても地下帝国での人間模様が印象的でした。地下の強制労働施設で、カイジが配属された班の班長を務め、班の人たちのわずかな給料を絡め取るハイエナ・大槻太郎(松尾スズキさん)や、愛娘ら家族のために借金返済を目指す気弱な中年男・石田光司(光石研さん)、重労働と劣悪な環境で体を壊してしまい、その治療代がかさんで「電流鉄骨渡り」のステージ行きとなってしまった佐原誠(松山ケンイチさん)など、いろいろな意味で魅力的なキャラクターが登場します。
カイジは、ギャンブルのイベントで、いわば人生のターニングポイントを迎えるわけですが、これは何もギャンブルに限ったことではなく、人はさまざまな場面で、真剣に死ぬ気で取り組まなければ、本当に欲しいものは手に入らないという局面があると改めて感じました。何かを得るためにはそれなりの代償が必要ということも痛感しました。